元日本代表FWの城彰二氏が２月３日、自身のYouTubeチャンネル『JOチャンネル』を更新。日本代表が２-０で勝利したカタール・ワールドカップ（W杯）アジア最終予選のサウジアラビア戦を振り返った。

　歯に衣着せぬコメントで人気を博している城氏は、これまでも森保ジャパンを厳しい言葉で激励してきた。ただ、このサウジ戦に関しては「予選の中ではいちばん良かった」と評価した。

　良かったポイントとして一番に挙げたのが、１ゴール・１アシストの活躍を見せた伊東純也だ。先制点をアシストした場面を「60メートルぐらい走って、中も見えていた。あの走りは凄い。日本のひとつの武器だなって思った。（ゴールを決めた）南野選手もそのまま撃つかと思ったけど、落ちついていた」と称賛した。

　追加点を奪ったシーンについては、「クラブでもサイドに張って縦に行くのが特徴だったけど、昨シーズンぐらいから点が獲れるようになったのは、ゴール前に進入する回数が多くなったから。本人は『調子が悪い』と言いながら結果が出ているのは、そういう動きができているから」と解説している。

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　また、中国戦のパフォーマンスで批判を浴び、城氏自身も「左サイドが全く機能していない。もうそろそろ厳しくなっている」と苦言を呈した左SBの長友佑都についても言及。「気合が入っていた。しっかり守りきった。クロスの精度とか良くない部分はあるけど、あの相手に対しては十分にやれた。気持ちが入って（批判が）逆に良かったと思う」と称えている。
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「ただ、みんな忘れていると思う」として、今後を見据えている。

「ワールドカップのベスト８を目標に掲げているんだよ。森保さんも、そう公言している。東京オリンピックでも金メダルを獲ると言って、メダルを獲れなかった。目先の評価もあるけど、『目標値と比べてどうなの？』という疑問がある。これだったら、出ても（８強入りは）無理だよねという風になっちゃう」

　最後は「積み重ねが大事。サウジ戦は良かったけど、そこからどう積み重ねていけるか。そこがポイントだと思う。勝ってほしいからこそ、提言したい」とエールを送った。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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