デビュー戦でマン・オブ・ザ・マッチに選出、２戦目で初ゴール。セルティックの関係者とサポーター、そして地元メディアが、旗手怜央に興奮しないはずがない。

　この冬に前田大然、井手口陽介と共にスコットランドへと向かった旗手は、１月17日のハイバーニアン戦でデビューを飾ると、マン・オブ・ザ・マッチに選ばれるパフォーマンスでスポットライトを浴びた。

　スコティッシュカップのアロア・アスレティック戦をベンチで見守り、迎えた26日のスコットランド・リーグ第23節ハーツ戦。旗手は前半27分に自らボールを前に運ぶと、右足を振り抜き、スコットランド代表GKクレイグ・ゴードンの守るゴールを破った。

　地元メディア『footballscotland』は「レオ・ハタテは信じられないようなノックアウトパンチを見舞った。ロケット。雷電だ」と、豪快な一発を称賛している。

「日本人MFの先制点は、30ヤードの距離からの見事な一発だった。ゴードンが阻むと思ったのではないだろうか。だが、その力強さは守護神にまったくそうさせなかった」

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　同メディアは「毎週目立った選手を取り上げるが、閉幕までハタテについて多くの記事が書かれるだろう。デビュー戦でマン・オブ・ザ・マッチとなった24歳は、今夜の試合前に、どうすればその自分を上回ることができるかを考えていたのかもしれない」と賛辞を続けた。

「彼は見事なロングシュートでそれを成し遂げた。長距離からということもあったが、それをスコットランド代表の、リーグで最も優れたGKのひとりを相手にそれをやってのけたのだ。ハタテはそのエンジンや巧みなパス能力に加え、それ（ロングシュート）もあると分かった。150万ポンド（約２億1000万円）は本当にお買い得だった」

　これ以上ない２試合でグラスゴーでのキャリアをスタートさせた旗手。見事な活躍でハードルは高くなる一方だが、今後もそれだけのプレーを見せてくれるのを期待したい。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部

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