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【選手権】「いつもと同じことができるとは」指揮官も驚いた圧勝劇! 関東一が警戒していた“新国立”で手にした自信

カテゴリ:高校・ユース・その他

安藤隆人

2021年12月29日

「ピッチ入場時に緊張したくらいでそれ以外は楽しめた」

思い切りの良いミドルで先制ゴールを挙げた若松。関東一は完勝で2回戦へ駒を進めた。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

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[選手権・1回戦]関東一6-0中津東/12月28日(火)/国立競技場

 今年の関東一の最大の強みと言えば『柔軟性』にある。4バックと3バックを使い分け、最終ラインのCB池田健人、アンカーの神山寛尚を軸としたビルドアップから、相手の守備の歪みを突く頭脳的なサッカーが展開できる。その持ち味を開幕戦で存分に見せつけた。

「新国立での開幕戦とあって、いつもと同じことができるとは思わなかった」と小野貴裕監督が口にしたように、今回の開幕戦はいつもと訳が違った。100回という大きな節目の大会であり、2013年度に旧国立競技場から駒沢陸上競技場での開会式・開幕戦となって以降、実に8大会ぶりの国立開幕。しかも東京五輪でメインとなったスタジアムだ。

 小野監督は平常心でピッチを踏むことは難しいと思っていたが、「開幕戦が決まってからずっと楽しみにしていたし、ピッチ入場時に緊張したくらいでそれ以外は楽しめた」とキャプテンの池田が語ったように、選手たちは立ち上がりから普段通りのサッカーをのびのびと展開した。
 
 この試合、関東一は池田をセンターに置いた3バックを採用。1ボランチ気味に神山を置くことで、池田と神山にビルドアップ面を任せ、左ウイングバックの若松歩と右ウイングバックの1年生・川口颯大が、守備に意識を持ちながらも、ビルドアップのスイッチが入ったら高い位置に張り出していく。こうした形で中津東の全体のバランスを崩しにかかった。

 とくに中津東のストロングポイントである左サイドハーフの国広雄陽には警戒心を払いながらも、果敢に裏のスペースを狙い続けた。

「前半は0-0でもいいぞ」と小野監督は言ったが、「守勢に回らずに自分たちのサッカーができた」と若松が胸を張ったように、相手のストロングポイントを消しながら、ベクトルは常に前に向いていた。素早く前線の坂井航太と本間凛の2トップ、藤井日向と肥田野蓮治のダブルインテリオールにボールを当てて、彼らがポジションチェンジやスイッチを繰り返し、かつ両ワイドも活用しながら中津東を大きく揺さぶった。
 
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