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「明らかにわざと」なぜ冨安健洋への“踏みつけ行為”は処分なしになったのか? 元主審が解説も、OBの見解はレッドで一致

カテゴリ:メガクラブ

サッカーダイジェストWeb編集部

2021年12月08日

VARをもってしても「確信が持てなかった」

顎に傷を負った冨安。軽症で済んだのは幸いだが…。(C)Getty Images

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 衝撃的なシーンの波紋が広がり続けている。

 現地時間12月6日に行なわれたプレミアリーグ第15節で、冨安健洋が所属するアーセナルはエバートンと対戦。右SBとして11試合連続で先発した日本代表DFがフル出場で奮闘するも、1-2で敗れた。

 物議を醸しているのが、28分のシーンだ。右サイドのタッチライン際でエバートンMFアランと競り合って倒れた冨安の顔を、イングランド代表DFベン・ゴッドフリーが踏みつけたのだ。冨安が顎を切って出血する事態となったが、VAR介入で主審が映像をチェックした結果、ノーファウルの判定となり、カードも提示されなかった。

 この判断に対して、現地のサポーターやメディアも疑問符を突き付けている。英メディア『talkSPORT』もそのひとつだ。ポッドキャスト番組で、元プレミアリーグの主審を務めたダーモット・ギャラガー氏が、該当のシーンを解説している。

【動画】冨安がゴッドフリーに顔を踏みつけられた決定的瞬間! 現地でも物議を呼んでいるシーン

 ギャラガー氏は「マイク・ディーン主審は罰則を与えなかったが、私はそれに理解を示している」とコメント。その理由として「確かにゴッドフリーは目をそらしていたが、この体勢なら、どこかに足を下さなければならない。もし誰かを踏みつけようとするなら、それは故意であるという100%の確信を持ちたい。だが、それを知るのは選手本人だけだ」と、故意であるかどうか判断するのは難しいと語った。
 
「彼にもっと疑いの目を向けるべきだったという意見には同意する。何度もこのシーンを見たので、レフェリーを擁護するつもりもないし、もし故意的に踏みつけたとしたら、それは重大な犯罪だ。だが、この場面で目線がひとつの判断材料になったことは確か。ゴッドフリーが下を見ていればイメージは大きく変わった。VAR担当も確信が持てなかったということだ。"故意"であるのなら100%の確信を持ちたい。それがなかった」

 しかし、チェルシーOBのジェイソン・カンディ氏は「彼は自分が何をしているのか分かっている。しかし、決定的な瞬間に目をそらしたために、処分から逃げることになった。彼は賢いね」と皮肉たっぷりにコメント。元イングランド代表FWダレン・ベント氏も「エバートンはあの時点で10人になるべきだった」と批判的な意見を発信している。

「ガリー・ネビルが昨晩、話を完璧にまとめていた。プロ選手は足を下ろしたときに何をしているかを正確に理解しているだろうと言った。その通りだ。あの映像を見て、『彼はわざとやったのか?』と思う人もいるだろうが、選手なら見ればわかる。あれは明らかにわざとやったんだ。私にとってあれは赤だった。明らかなレッドカードだ」

 ゴッドフリーの行為に対するプレミアOBの見解は一致したが、『talkSPORT』は「VARをもってしてもレフェリーが正しい判断に至れないシステムは疑問だ」と綴っている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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