欧州の各国リーグで奮闘している日本人選手が挙げた得点の中から、サッカーダイジェストWeb編集部がその月のベストゴールを選定する今企画。第３回目となる2021年11月の“最優秀弾”としてセレクトしたのは、ブレイク中のドリブラーが決めたジャンピングボレーシュートだ。

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11月の月間ベストゴール
三笘薫（ユニオン・サン＝ジロワーズ）［11月26日、ベルギー・リーグ第16節ルーゴ戦（●１-３）の50分］

　０-２と２点ビハインドの場面で後半頭からピッチに入った三笘薫が、ダイナミックな一撃でホームサポーターを熱狂させたのは、投入直後だった。

　自陣ハーフウェイライン付近で自らパスカットしたボールがデニズ・ウンダフへ繋がると、ゴール前へ一気にダッシュ。そしてウンダフから左サイドでパスを受けたテディ・テウマが左足で正確なクロスを送り込むと、絶妙なタイミングで走り込んだ18番はジャンプをしながら上手く右足のアウトサイドで合わせ、鮮やかにボレーシュートを叩き込んだ。

【動画】「素晴らしいタッチ」「美しい」と現地絶賛！三笘が決めた衝撃のアウトサイド・ジャンピングボレー弾

　今夏にブライトンからレンタルで加わった日本代表MFは、初ゴールを含むハットトリックを達成した10月16日のスラン戦（〇４-２）以来となる、リーグ戦４点目となった。
 

　追いつくことはできなかったものの、試合の雰囲気を一変させたゴラッソを現地メディアも高く評価した。

『VOETBALKRANT」が「（フェリス）マズ監督のチームは、ミトマの出場で勢いを取り戻した。素晴らしいタッチで１-２とした」と伝えれば、『sporza』は「ミトマが美しいゴールで希望を与えた。ピッチに投入されて、わずか５分後に黄金の輝き。サブだった日本人のアウトサイドキック弾で、同点にするかのように追い上げた」と圧倒的なパフォーマンスを称えている。

　また、試合を配信した『DAZN』がハイライト動画を公開すると、次のような絶賛のコメントが続々と寄せられた。

「三笘うますぎて笑うわ」
「パスカットから最後のボレーまで完璧すぎる」
「途中出場でもしっかり結果残してくあたりさすがすぎる」
「簡単そうに打ってるけど、背後からのボールをジャンピングボレーで合わすのはかなり高度なテクニック！」
「イタリア戦の柳沢のアウトサイドボレーみたいや！」
「カンフーボレー上手すぎ」
「パス能力高い、ドリブル超上手い、決定力もあるってほんとスーパーな選手だよな」

　代名詞のドリブルだけでなく、確かなシュート技術でもその名を轟かせた三笘。大卒１年目でJ１を席巻した川崎時代のように、海外初挑戦でも期待以上の活躍を見せてくれそうだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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