ゴールを奪うために「本当に考えることが多くて」
21年間にわたるプロ選手生活にピリオドを打った大久保は、J1通算474試合・191得点をマーク。「J1通算最多得点記録」を保持してスパイクを脱ぐこととなった。
会見で大久保は「今シーズンをもって引退します」と涙ながらに切り出し、「泣かない予定だったんですけど、速攻泣いてしまいました」と冒頭から号泣する展開に。引退を決断したのは16日頃だと言い、「自分はプロになった時に、引退したいプランがあった。自分次第だしわからない。自分が動けるうちに、まだまだできるだろうと言われているうちに引退したい。それが今だろうと思い決断しました」とその理由について語った。
その大久保がJ1歴代最多得点記録を打ち立てるほどのストライカーになれたのはなぜか。会見では「野性的と言われてきましたけど、やはりゴールを取るために自分は確率を求めていたし、その中でも自分は元々ストライカーではなく、中盤の選手だったので、パスの出し手の気持ちが分かることもあって、(ゴールへ)逆算しながら常にプレーをしていた」と得点量産の秘訣を明かす。
FWながら、たびたびディフェンスラインまで下がってはボールを引き出すプレーも見せてきたが、「それはただただボールに触りたいからじゃなく、DFが(自分に)ついてくれば、そこの空いたスペースに別の選手が入って使えば、得点するチャンスが増えるよと思いながらやっていました」と理由を語るとともに、敵味方の動きについてもよく観察していたことを明かし、「本当に考えることが多くて。まあ野性的と言われてましたけど、実は考えていました、というのは選手の時は言わなかったですが、いまそれを伝えたいと思います」と、引退を目前にして実情を明かしていた。
残る試合は、リーグ戦の2つに、準決勝まで勝ち上がっている天皇杯のみ。果たして、ストライカーとしての集大成となるゴールを披露できるか。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
会見で大久保は「今シーズンをもって引退します」と涙ながらに切り出し、「泣かない予定だったんですけど、速攻泣いてしまいました」と冒頭から号泣する展開に。引退を決断したのは16日頃だと言い、「自分はプロになった時に、引退したいプランがあった。自分次第だしわからない。自分が動けるうちに、まだまだできるだろうと言われているうちに引退したい。それが今だろうと思い決断しました」とその理由について語った。
その大久保がJ1歴代最多得点記録を打ち立てるほどのストライカーになれたのはなぜか。会見では「野性的と言われてきましたけど、やはりゴールを取るために自分は確率を求めていたし、その中でも自分は元々ストライカーではなく、中盤の選手だったので、パスの出し手の気持ちが分かることもあって、(ゴールへ)逆算しながら常にプレーをしていた」と得点量産の秘訣を明かす。
FWながら、たびたびディフェンスラインまで下がってはボールを引き出すプレーも見せてきたが、「それはただただボールに触りたいからじゃなく、DFが(自分に)ついてくれば、そこの空いたスペースに別の選手が入って使えば、得点するチャンスが増えるよと思いながらやっていました」と理由を語るとともに、敵味方の動きについてもよく観察していたことを明かし、「本当に考えることが多くて。まあ野性的と言われてましたけど、実は考えていました、というのは選手の時は言わなかったですが、いまそれを伝えたいと思います」と、引退を目前にして実情を明かしていた。
残る試合は、リーグ戦の2つに、準決勝まで勝ち上がっている天皇杯のみ。果たして、ストライカーとしての集大成となるゴールを披露できるか。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部