現地時間11月21日に行なわれたプレミアリーグ第12節で、マンチェスター・ユナイテッドはワトフォードに１-４の大敗を喫した。

　リバプールに０-５の惨敗、マンチェスター・シティとのダービーマッチでも敗戦と、オレ・グンナー・スールシャール監督への風当たりが強まるなかでの完敗に、進退問題がは改めて過熱している。

　現地局『BT Sports』に解説者で出演していたユナイテッドOBのリオ・ファーディナンドは、「解任するように呼び掛けることは難しくないだろう」発言した。

「私の友人が、スールシャール監督の解任について『そんなことはできない』とコメントしているのを見たことがある。そもとも、我々は選手について言及することは非常に辛いんだ。批判は難しい。だが、我々は何事も正当な評価をするために今ここにいて、報酬を得ている。

　だからこそ言うが、スールシャールの解任を求めることを楽しんでいるわけではない。ただ、物事がうまくいっていないのだから、状況を改善するためには変化が必要なのかもしれない。それが当たり前の、当然の評価であり、私は友人でも元チームメートでも全く知らない人物に対しても態度を変えることはない。だが、懸念もある。彼の後任（監督）については全く見当もつかない。今流れている噂は信じられない」
 

　また、元イングランド代表DFジェイミー・キャラガーは、現地局『SkySports』で「あんな質の高い選手を抱えているのに、ワトフォードに１-４で負けるというのはにわかには信じられない。監督がどのように送り出したとしても、選手たちのパフォーマンスは擁護できないものもある」と痛烈に批判している。

「ユナイテッドは世界のサッカー界で最も高い給料をもらっているチームのひとつだ。スールシャール監督の采配に疑問は残るが、こんな不甲斐ないパフォーマンスを見せる選手にも責任を問うべきだと思うね。監督とともに責任を取るべきだ」

　ちなみに、現地ではレアル・マドリー前指揮官のジネディーヌ・ジダンが後任候補に上がっているが、本人が乗り気でないことを理由にオファー額を引き上げたとも報じられている。

　果たして、スールシャール監督は解任されるのか。その場合、後任は誰になるのか。今後の動向が注目される。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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