カタール・ワールドカップのアジア最終予選（B組）第６節が現地時間11月16日に行なわれ、勝点９で３位の日本は同７で４位のオマーンと敵地で対戦。開幕節では０-１で敗れた相手の守備に手を焼くも、81分にこの日がA代表デビュー戦の三笘薫のクロスから伊東純也が値千金の一発を奪い、１-０で勝利を収めた。

　ユニオン・サン＝ジロワーズの三笘と、ヘンクの伊東の“ベルギー・コンビ”が目に見える結果を残したなかで、現地メディア『voetbalkrant』も日本の結果に敏感に反応しており、同国でも小さくない存在感を放つ２人の活躍をこう伝えている。

「インターナショナルブレイクを利用して、再び自分のフォームを見つける選手もいれば、ジュンヤ・イトウやカオル・ミトマのような選手もいる。彼らは、クラブでのグッド・パフォーマンスをそのまま代表チームに反映させる。

　先週の木曜、日本はベトナムと対戦し、イトウの唯一のゴールで試合を制した。彼は今日もこのトリックを繰り返したのだ。日本はオマーンのピッチで対戦し、イトウの得点で１-０と勝利した。それをアシストしたのは、日本代表としてデビューしたユニオンのミトマだ」
 

　さらにベルギー紙の『Het Belang Van Limburg』は、「ヘンクのジュンヤ・イトウは、日本での国際試合からこの上なくハッピーな状態で戻ってくる。ベトナム戦に続き、オマーン戦でも唯一のゴールを決め、１週間足らずで２度目の国民的ヒーローとなった」と、快速アタッカーの千両役者ぶりを絶賛している。

　試合後のインタビューでキャプテンの吉田麻也が「これからチームに戻り、自チームで良いコンディションで試合に出続け、１月に良い状態でホームの試合を迎えられるように」と語ったように、伊東と三笘は今後もクラブチームで好調を維持し続け、最終局面を迎えた最終予選で再び、存分に力を発揮することができるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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