苦境に立たされているのが、ギリシャのPAOKに所属するMF香川真司だ。

　国内リーグでは、開幕戦に先発して以来、７試合連続でベンチ外が続き、ラズバン・ルチェスク監督の構想外となっている。

　そんな日本代表の元10番の窮状に、韓国のメディアも注目している。スポーツメディア『Sportal Korea』は11月３日、「元マンチェスター・ユナイテッドの日本のスターがギリシャで放出に迫られている。ヨーロッパで欲しいチームはない」と題した記事を掲載。次のように綴った。

「日本のスター、香川真司が11年に渡るヨーロッパでの生活を清算しなければならない危機だ」

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　同メディアは、昨シーズンもリーグ５試合・無得点で、今シーズンもメンバー外となっている現状に触れ、ギリシャ・メディア『iN PAOK』の記事を引用している。

「元ドルトムントのプレーメーカーである香川は、2021年１月にPAOKと契約した時には、大きな希望があった。しかし10か月後に屈辱の時を迎えている。32歳の選手は数週間もメンバーに入っていない。今冬の別れが近づいている」

　また、ギリシャ・メディア『Sportime』が「古巣のセレッソ大阪が無料での獲得を望んでいるが、PAOKが移籍金を要求する場合、獲得を放棄する可能性がある」と報じたことにも言及。「セレッソがずっと香川の状況を注視しているが、選手本人がJリーグ復帰を望んでいない。ヨーロッパで走り続けることを願っている」と伝えている。

　ドルトムントやユナイテッドでプレーし、日本代表で主軸を務めた男のまさかの現状に、韓国のメディアも驚いているようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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