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和平合意を結んでいたはずのバルサ会長に電撃解任を決断させた、クーマン監督の“他人事のような発言”

カテゴリ:メガクラブ

ワールドサッカーダイジェスト編集部

2021年10月29日

帰りの飛行機の中で解任を宣告される

試合後会見の内容によっては解任を免れた可能性もあったクーマン。(C)Getty Images

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 突然の解任劇だった。ロナルド・クーマン監督の立場はとっくに悪くなっていたし、チームもクラシコで惨敗(1-2)を喫したばかりだった。しかし、9月末にチャンピオンズ・リーグでベンフィカに完敗(0-3)したあと、ジョアン・ラポルタ会長が指揮官を擁護するコメントを出し、両者は“和平合意”を結んでいるはずだった。

 事実、その発言を境に進退問題は沈静化していた。だが、ラ・リーガ11節のラージョ・バジェカーノ戦に敗れた(0-1)その夜、クーマンは解任された。

 後任には、今シーズンからBチームを率いていたセルジ・バルファンを暫定的に据えることが決定。並行して後任人事が進められており、現地の報道によると本命視されるシャビと交渉をスタートするも、まだまだ詰めなければならない部分が多く、このまま首尾よく就任したとしても、初陣は11月の代表ウィーク(8~16日)明け、さらにはクリスマス休暇明けにずれ込む可能性もあるという。

 それだけクラブにとっても突然の決定だったのだ。
 
 ラージョ戦は確かに不甲斐ない戦いぶりだったが、アウェーで、しかも相手は2部からの昇格組ながらも今シーズン、11節終了時点で5位と快進撃を見せているチームだ。こうした結果も十分に予想はできた。ではなぜクラブは電撃解任に踏み切ったのか。

『エル・パイス』紙によると、クーマン監督の試合後の発言が最後の引き金になったという。

「試合の内容については心配していない。問題は効率性の悪さだ。現にチャンスは作れているし、求められるレベルのプレーを十分に見せた。でもスペインでは良いサッカーをしても評価されない」

 この他人事のような言葉がラポルタ会長の逆鱗に触れた。現地メディアは、クーマンはマドリードからバルセロナへの帰りの飛行機の中で解任を宣告されたと報じている。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部
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