惜しくも選外になったセスクやシャビ・アロンソも…
【識者選定 スペイン代表レジェンドの貢献度ランキングTOP10】
1位:イケル・カシージャス(GK):167試合・0得点[2000~2016年]
2位:シャビ(MF):133試合・12得点[2000~2014年]
3位:アンドレス・イニエスタ(MF):131試合・13得点[2006~2018年]
4位:ダビド・ビジャ(FW):98試合・59得点[2005~2017年]
5位:フェルナンド・トーレス(FW):110試合・38得点[2003~2014年]
6位:セルヒオ・ラモス(DF):178試合・23得点[2005年~]
7位:ラウール・ゴンサレス(FW):102試合・44得点[1996~2006年]
8位:フェルナンド・イエロ(DF):89試合・29得点[1989~2002年]
9位:エミリオ・ブトラゲーニョ(FW):69試合・26得点[1984~1992年]
10位:ダビド・シルバ(MF):125試合・35得点[2006~2018年]
トップ3は、カシージャス、シャビ、イニエスタで異論がないはずだ。だれを1位にするかは意見が分かれるところだが、私は2008年と12年のEURO、10年のW杯の“3連覇”にキャプテンとして貢献したカシージャスを選んだ。スペイン代表にとってターニングポイントとなった08年EUROのイタリア戦(準々決勝)でのPK戦や、10年W杯決勝でロッベンのシュートを阻止したプレーなど、勝負どころでビッグセーブを見せた点も高く評価した。
2位は、パスワークを基調とした「ティキタカ」スタイルを司ったシャビ。10年W杯の決勝で延長後半に均衡を破った決勝ゴールをはじめ、印象に残るプレーを数多く披露したイニエスタが僅差で3位となる。
1位:イケル・カシージャス(GK):167試合・0得点[2000~2016年]
2位:シャビ(MF):133試合・12得点[2000~2014年]
3位:アンドレス・イニエスタ(MF):131試合・13得点[2006~2018年]
4位:ダビド・ビジャ(FW):98試合・59得点[2005~2017年]
5位:フェルナンド・トーレス(FW):110試合・38得点[2003~2014年]
6位:セルヒオ・ラモス(DF):178試合・23得点[2005年~]
7位:ラウール・ゴンサレス(FW):102試合・44得点[1996~2006年]
8位:フェルナンド・イエロ(DF):89試合・29得点[1989~2002年]
9位:エミリオ・ブトラゲーニョ(FW):69試合・26得点[1984~1992年]
10位:ダビド・シルバ(MF):125試合・35得点[2006~2018年]
トップ3は、カシージャス、シャビ、イニエスタで異論がないはずだ。だれを1位にするかは意見が分かれるところだが、私は2008年と12年のEURO、10年のW杯の“3連覇”にキャプテンとして貢献したカシージャスを選んだ。スペイン代表にとってターニングポイントとなった08年EUROのイタリア戦(準々決勝)でのPK戦や、10年W杯決勝でロッベンのシュートを阻止したプレーなど、勝負どころでビッグセーブを見せた点も高く評価した。
2位は、パスワークを基調とした「ティキタカ」スタイルを司ったシャビ。10年W杯の決勝で延長後半に均衡を破った決勝ゴールをはじめ、印象に残るプレーを数多く披露したイニエスタが僅差で3位となる。
4位のビジャは、スペイン代表の歴代最多得点者(59得点)だ。研ぎ澄まされた決定力を武器に黄金時代を支えた。5位はその相棒のF・トーレスで、EURO08の決勝でドイツ相手に決めた決勝弾とその後の歓喜が、いまも脳裏に焼き付いている。
最終ラインに不可欠な守備者として黄金時代の構築に貢献を果たしたうえ、いまなおキャプテンとしてチームを牽引しているS・ラモスが6位。現在も更新中の最多出場記録(178試合)は、欧州最多記録でもある。
7位には、黄金時代を迎える前のスペイン代表を牽引した大エース、ラウールを選んだ。結果的にタイトルは獲得できなかったものの、W杯に3回、EUROに2回出場し、ビジャに次いで歴代2位の44得点を記録するなど、偉大な功績を残している。8位のイエロは98年から02年までラ・ロハ(スペイン代表の愛称。赤の意)のキャプテンを務めた。94年W杯の欧州予選、チームを本大会出場に導いたデンマーク戦の決勝ゴールが忘れられない。
9位に挙げたブトラゲーニョは、86年W杯のデンマーク戦で決めた4ゴールが最大のハイライト。国民総出で歴史的な勝利と彼の功績を祝ったものだ。シャビやイニエスタとともに長きに渡ってスペイン代表の中盤を支えたシルバもトップ10に加えるべき選手。また、惜しくも選外になったが、同じく黄金期を支えたセスクやシャビ・アロンソ、ピケらも、トップ10にふさわしいレジェンドだ。
文●セルヒオ・サントス(AS紙記者)
翻訳●下村正幸
※『ワールドサッカーダイジェスト』2021年1月21日号から転載
最終ラインに不可欠な守備者として黄金時代の構築に貢献を果たしたうえ、いまなおキャプテンとしてチームを牽引しているS・ラモスが6位。現在も更新中の最多出場記録(178試合)は、欧州最多記録でもある。
7位には、黄金時代を迎える前のスペイン代表を牽引した大エース、ラウールを選んだ。結果的にタイトルは獲得できなかったものの、W杯に3回、EUROに2回出場し、ビジャに次いで歴代2位の44得点を記録するなど、偉大な功績を残している。8位のイエロは98年から02年までラ・ロハ(スペイン代表の愛称。赤の意)のキャプテンを務めた。94年W杯の欧州予選、チームを本大会出場に導いたデンマーク戦の決勝ゴールが忘れられない。
9位に挙げたブトラゲーニョは、86年W杯のデンマーク戦で決めた4ゴールが最大のハイライト。国民総出で歴史的な勝利と彼の功績を祝ったものだ。シャビやイニエスタとともに長きに渡ってスペイン代表の中盤を支えたシルバもトップ10に加えるべき選手。また、惜しくも選外になったが、同じく黄金期を支えたセスクやシャビ・アロンソ、ピケらも、トップ10にふさわしいレジェンドだ。
文●セルヒオ・サントス(AS紙記者)
翻訳●下村正幸
※『ワールドサッカーダイジェスト』2021年1月21日号から転載