加部 究 新着記事

原口の運動量に象徴される“闘い”の強調。中東アウェー戦へ“決める体力”とのバランスをとりたい

 指揮官の志向を、明確に表現し切った一戦だった。  選手たちは、前線から全力で疾走し、すべてのデュエルで身体を張って戦った。日本がボールを奪うとゴールへの最短ルートを探したのに対し、サウジアラビア... 続きを読む

大迫抜擢の遅れでハリルは自らの首を締めた感も。指揮官に次世代との融合を図る余裕は…

 満員のスタジアムで中東勢相手と、4日後のサウジアラビア戦へ向けてリハーサルの雰囲気作りは万全だった。また久しぶりにフレッシュな話題作りにも成功した。前夜祭としては悪くなかった。だが遠路やって来... 続きを読む

【日本代表】小林祐希の原点<4>19歳で10番、主将、移籍… そしてどん底からのリスタート

 祐希世代が18歳を迎えた2010年、東京Vユースは快進撃を見せた。夏にはクラブユース選手権を制し(祐希はMVP)、さらには慶応大、横河武蔵野など大学や社会人の強豪を倒して、天皇杯の東京都代表の... 続きを読む

【日本代表】小林祐希の原点<3>時にはピッチ外に放り出されることも…。彼は多感な少年時代をどう過ごしたか

 世界大会のメンバーから外れた祐希は、1歳上のチームとともにブラジル遠征に参加している。再び冨樫剛一(現東京V監督)の証言である。 「10 番を奪うのは、丸山浩司監督、 中村(忠/現FC東京コーチ兼U... 続きを読む

【日本代表】小林祐希の原点<2> 天才少年の心に響いたヴェルディの本物志向と殺気立つほどの…

「あの天才少年、なんていう名前でしたっけ?」  取材で対面している都並から、そう聞かれたのは、シドニー五輪から4年後のことだった。「その子、ウチ(東京ヴェルディ)が獲りに行っていますよ」  祐希は小... 続きを読む

小林祐希の原点<1> 幼稚園でリフティング1000回超! 卒園時に「日本代表になる」

 2016年に日本代表デビューと海外移籍を実現させた小林祐希。すべてをサッカーに懸け、ブレずに信じた道を突き進んだ彼は、その負けん気の強さとたゆまぬ努力によって、夢を現実に変えてきた。まさに「有... 続きを読む

【識者の視点】迷走の発端はアギーレ? 岡田采配を否定しハリルを雇う矛盾が明らかにする中長期的課題とは

 あるJリーグの監督が、現在の世代交代の遅れを招いたのは、ハビエル・アギーレだと指摘していた。 「一時的にチーム力は落ちるかもしれないけれど、アギーレが大胆な世代交代を図らなければいけなかった。逆... 続きを読む

【識者の視点】発想の軸がリアクションの指揮官の下で日本代表は軌道修正できるか

 日本の選手たちは、身体をぶつけて競い合う意識が希薄でフィジカルが強くない。それは歴代の日本代表監督に限らず、すでに来日した多くの指導者や選手たちが指摘してきた。欧州から駆けつける選手のコンディ... 続きを読む

親目線の育成論――幼少期の小林祐希と接して分かったこと

 かつてお父さんコーチとして小林祐希と接し、実子がプロ経験者というスポーツライターの加部究氏は、「プロフットボーラーの育て方」をどう考えているのか。実体験を基に、親目線から独自の見解を示してもら... 続きを読む

宇佐美貴史、柴崎岳、小林祐希、宮市亮――プラチナ世代に迫る”ラストチャンス”

 キリンカップの日本代表メンバーに小林祐希が初招集されたことで、再び脚光を浴びているのが、92年生まれの「プラチナ世代」だ。宇佐美貴史や柴崎岳など多彩な才能がひしめくが、しかし期待値が高かった分... 続きを読む

リオ五輪代表にオーバーエイジは必要か?本田、長友、香川ら北京五輪世代に見る功罪

 23歳以下の選手だけで編成された北京五輪代表は、3戦全敗でグループリーグ敗退の憂き目に遭った。だがこの惨敗を糧に覚醒したのが本田であり、香川だった。ほかにも長友、吉田ら北京組がA代表の中核を担... 続きを読む

Jで輝く『バンディエラ』。中村憲剛や中村俊輔、小笠原満男らが生み出す美徳と別格のスリリング

 イタリア語で「旗頭」を意味するバンディエラ。長年ひと筋で尽くし続け、チームの顔と言える選手だが、24年目を迎えたJリーグでもそうした選手が確かな存在感を見せている。日本では代表クラスの海外移籍... 続きを読む

【日本代表コラム】Jで最も点を取る男「大久保嘉人」は代表に必要ないのか!?

 3年連続でJリーグ得点王を獲得し、今季も8節終了時で5ゴールとコンスタントな結果を残している。いま、日本国内で大久保嘉人を差し置いて得点を期待できる選手は他にいないだろう。しかし、現実には33... 続きを読む

ある天才少年の今――幼稚園時から名波浩にも似た才気を放ったレフティが、荒波を乗り越えて見据える場所

 足もとにサッカーボールを置いた少年が、そびえ立つ高木を見上げる。ディレクターは、サッカー少年が世界の頂を夢見るイメージを描こうとしたはずだ。  16年前のシドニー五輪最終予選、日本が本大会出場... 続きを読む

【コラム】左足1本で日本人を翻弄――。クライフがアマ時代の日本に蒔いた「憧れ」という種

 もう20年近く前のことだが、日本の記者やカメラマン連中が集まってプレスチームを結成した。親睦会のような試合をこなすだけなので「背番号は自由」と決まったら、腹の出た14番が溢れることになった。そ... 続きを読む

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