ポジション区分が5つのカテゴリーになっている理由は?
そのメレトと並ぶ初招集は、ダンブロージオ、スピナッツォーラという2人のSB、そしてウイングのヴェルディ。いずれも戦力的にやや人材難のポジションであり、まだ代表に定着したとは言えないSBのザッパコスタ、ウイングのサンソーネ、ポリターノと23人枠を争う当落線上のプレーヤーという位置づけだろう。
第2の注目ポイントは、招集リストのポジション区分が、ポルティエーレ(GK)、ディフェンソーレ(DF)、チェントロカンピスタ(MF)、アタッカンテ(FW)に、エステルノ(アウトサイド)を加えた5つのカテゴリーになっていることだ。
前回(昨年11月)の招集から取り入れられたこの区分に招集されたメンバーの顔触れを重ね合わせれば、その意味するところはおのずと見えてくる。MFにリストアップされているのはすべてセントラルMFであり、しかも人数はわずかに4人。一方、エステルノ(6人)は全員がアタッカー色のきわめて強いウイング、そしてFW(4人)は全員がセンターフォワードだ。
この組み合わせが機能するシステムは、11月のドイツ戦で試した3バックの3-4-3、そして同じ11月のリヒテンシュタイン戦に使った4-2-4の2つ。いずれにしても中盤センターを3人ではなく2人で構成する布陣である。
つまり、前任のアントニオ・コンテの下、EURO2016で期待を上回るパフォーマンスを発揮し、ヴェントゥーラ監督も就任当初の4試合(9~10月)に採用していた3-5-2は完全にお蔵入りということになる。
3-4-3と4-2-4を比較すると、一見後者のほうが守備的なように見える。しかし実際には、CBの枚数が1人多く、その分だけCFが2枚ではなく1枚となる3-4-3のほうが、中央の守備が厚く攻守のバランスが取りやすい布陣だ。
ワールドカップ予選で今回対戦するアルバニアは、グループの中でスペインに次ぐ難敵(監督はイタリア人のジャンニ・デ・ビアージ)。ホームでの戦いだけに取りこぼしは一切許されない試合である。ゲームプランとしては、バランス重視の3-4-3でスタートして、先制できればそのまま重心を下げて試合をコントロール。ゴールが必要になればCBを1人外してFWを投入し、4-2-4で勝負をかけるというのが妥当なところだろう。
親善試合のオランダ戦は、逆により攻撃的な4-2-4がどこまで通用するかを試すうえでいい機会になるはずだ。
第2の注目ポイントは、招集リストのポジション区分が、ポルティエーレ(GK)、ディフェンソーレ(DF)、チェントロカンピスタ(MF)、アタッカンテ(FW)に、エステルノ(アウトサイド)を加えた5つのカテゴリーになっていることだ。
前回(昨年11月)の招集から取り入れられたこの区分に招集されたメンバーの顔触れを重ね合わせれば、その意味するところはおのずと見えてくる。MFにリストアップされているのはすべてセントラルMFであり、しかも人数はわずかに4人。一方、エステルノ(6人)は全員がアタッカー色のきわめて強いウイング、そしてFW(4人)は全員がセンターフォワードだ。
この組み合わせが機能するシステムは、11月のドイツ戦で試した3バックの3-4-3、そして同じ11月のリヒテンシュタイン戦に使った4-2-4の2つ。いずれにしても中盤センターを3人ではなく2人で構成する布陣である。
つまり、前任のアントニオ・コンテの下、EURO2016で期待を上回るパフォーマンスを発揮し、ヴェントゥーラ監督も就任当初の4試合(9~10月)に採用していた3-5-2は完全にお蔵入りということになる。
3-4-3と4-2-4を比較すると、一見後者のほうが守備的なように見える。しかし実際には、CBの枚数が1人多く、その分だけCFが2枚ではなく1枚となる3-4-3のほうが、中央の守備が厚く攻守のバランスが取りやすい布陣だ。
ワールドカップ予選で今回対戦するアルバニアは、グループの中でスペインに次ぐ難敵(監督はイタリア人のジャンニ・デ・ビアージ)。ホームでの戦いだけに取りこぼしは一切許されない試合である。ゲームプランとしては、バランス重視の3-4-3でスタートして、先制できればそのまま重心を下げて試合をコントロール。ゴールが必要になればCBを1人外してFWを投入し、4-2-4で勝負をかけるというのが妥当なところだろう。
親善試合のオランダ戦は、逆により攻撃的な4-2-4がどこまで通用するかを試すうえでいい機会になるはずだ。