異例コーチ陣わずか3人! 大ベテラン平川が語った、今、浦和のためにできること

カテゴリ:Jリーグ

塚越 始(サッカーダイジェスト)

2017年08月03日

2002年から戦ってきた大ベテランは、静かに誰よりも闘志を燃やしている。

2002年に筑波大から加入した平川。入団当初は28番をつけていた。あれから16年、浦和のユニホームだけを着て戦ってきた男が、浮上へのキーマンとなるか。写真:サッカーダイジェスト写真部

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 平川は自身の立場を踏まえて、次のように話した。

「堀さん、アマさん(天野コーチ)、土田さんのサポートは積極的にしていきたいです。もちろん、まずはひとりの選手として、どこでチャンスが訪れるか分かりませんから、常に全力でしっかりと練習に臨むこと。ただ、コーチングスタッフも減ってしまったので、チームとして機能するように、できる限りのサポートをしていきたいです」
 
 昨年10月5日、ペトロヴィッチ前監督がベンチ入り停止になったルヴァンカップ準決勝・FC東京との第1戦、代わりに指揮を執ったのが当時の堀コーチだった。そしてその試合、平川は70分から右ウイングバックで途中出場。武藤のゴールをアシストするなど2-0の勝利を呼び込んでみせた。また、シーズン途中から堀監督が指揮を執った2011年も、重要な試合で平川や坪井慶介(現・湘南)らベテランが起用されている。
 
「その時々の状況や選手の状態を見極めて、あの試合などでは采配をしてくれました。そういった采配をされる方なので、またミシャとは違う色が出てくると思います。堀さんが言うように、ミシャが作った土台のもとで、また強くなっていきたいです」
 
 常に練習をオープンにしてきたミシャ前監督だが、堀新監督は8月3日、4日の練習を非公開とした。さらに、新たに獲得したブラジル人DFマウリシオ・アントニオが3日から合流する。システムや陣容もシークレットにするなか、大宮との特別な一戦に臨む。

 平川のメンバー入りは、果たしてあるのか。その点も注目だ。そして良い時期も、悪い時期も……2002年から浦和のエンブレムを胸に戦ってきた大ベテラン平川は、新たな局面を迎えたチームのために、静かに誰よりも闘志を燃やしている。
 
取材・文:塚越 始(サッカーダイジェスト編集部)
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