【セルジオ越後の天国と地獄】ガンバのACL敗退は、”パナソニックが負けた”とも言えるね

カテゴリ:Jリーグ

サッカーダイジェストWeb編集部

2015年10月21日

ACLで負けても責任を問われないのが一番の問題。

今のままではJクラブは頭打ち。R・グラール(11)のような質の高い選手を獲得できる資金力が求められている。(C)Getty Images

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 パナソニックは、アピールのチャンスを逃したという見方もできるよ。もし、広州恒大がACLで優勝してクラブ・ワールドカップに出たら、中国企業は世界に向けて自社の存在をアピールできるんだ。
 
 ガンバは4万人収容の新スタジアムが完成したわけだし、それにふさわしいチーム作りを進めてほしい。あのスタジアムは国内リーグで勝つために準備しているものではないでしょ? アジアや世界に打って出て、成長していくためのスタジアムなはずだ。
 
 ガンバは選手の入れ替え=世代交代の時期が来ているし、新たなスタートを切るには良いタイミング。親会社ともども今回の敗戦を糧にして、アジアや世界で勝つための準備を進めなければいけないよ。
 
 まあ、ガンバだけでなく、Jクラブ勢は総じて、ACLで何年も優勝できていない事実に向き合うべきだよね。
 
 ACLで敗退しても責任問題を問われないのが、一番の問題かもしれない。どのクラブも第一目標は国内リーグの結果で、アジアレベルでの戦いを重視していないんだ。要は、ドメスティックな感覚から脱皮できていないんだろう。
 
 目標を高く置かなければ、成長が鈍化するのはどの世界でも一緒。フロントが「リーグ戦で結果が出れば良い」と考えているようでは、親会社だって動くわけがないよね。根本的に考え方を変えなければ、Jリーグには明るい未来はないよ。
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