「右サイドは“ボビー”の独断場と言えるくらい存在感を発揮している」(リュ・チョン記者)。
韓国では“ボビー”の登録名で背番号10を背負うカレン・ロバートは、20節終了時点で16試合・1得点・2アシストと特筆すべき成績を収めているわけではない。しかし「右サイドはボビーの独断場と言えるくらい存在感を発揮している」(ホン・ジェミン記者)という。サッカー専門サイト『FOOTBALLIST』のリュ・チョン記者もこれに同調する。
「得点こそ少ないが決定機にはいつも絡んでいて、2部では群を抜いて技術が高い。全盛期こそ過ぎたものの、元日本代表経験者(U-20、五輪代表)の肩書きはダテじゃない」
こう語ったリュ・チョン記者が今、秘かに期待しているのは6月にFCソウルに加入した高萩洋次郎だという。ウェスタン・シドニー・ワンダラーズを退団後、アジア枠選手としてFCソウルに加入した高萩は、“ソウルの救世主”との期待が高まっているという。
「ソウルは2年前の主将だったハ・デソンが中国リーグに移籍した後、ゲームメーカーの不在に苦しんできた。今季はアーセナルなどでプレーしたパク・チュヨンが復帰し、前線が強化されたにもかかわらず得点が少なく、ACLはもちろん、ライバルの水原とのダービーマッチでも得点力不足を露呈し、前半戦を終えて6位に止まった」
「前線に効果的なパスを出せる選手が必要だったなか、チェ・ヨンス監督はACLでウェスタン・シドニー・ワンダラーズと対戦した時から高萩を評価し、獲得を望んでいたらしい。(同監督にとって)まさに喉から手が出るほど欲しかった存在だった」
過去にも前園真聖(2003年)、エクスデロ・セルヒオ(2012~15年)が所属するなど日本人選手と縁があるFCソウルにとって、高荻は巻き返しへのキーマンとして注目されているわけだ。
7月17日のKリーグ・オールスターを含めた2週間の中断期を経て、25日から再開されるKリーグ。後半戦は日本人選手の活躍を大いに期待したい。
文:慎 武宏(スポーツライター)
「得点こそ少ないが決定機にはいつも絡んでいて、2部では群を抜いて技術が高い。全盛期こそ過ぎたものの、元日本代表経験者(U-20、五輪代表)の肩書きはダテじゃない」
こう語ったリュ・チョン記者が今、秘かに期待しているのは6月にFCソウルに加入した高萩洋次郎だという。ウェスタン・シドニー・ワンダラーズを退団後、アジア枠選手としてFCソウルに加入した高萩は、“ソウルの救世主”との期待が高まっているという。
「ソウルは2年前の主将だったハ・デソンが中国リーグに移籍した後、ゲームメーカーの不在に苦しんできた。今季はアーセナルなどでプレーしたパク・チュヨンが復帰し、前線が強化されたにもかかわらず得点が少なく、ACLはもちろん、ライバルの水原とのダービーマッチでも得点力不足を露呈し、前半戦を終えて6位に止まった」
「前線に効果的なパスを出せる選手が必要だったなか、チェ・ヨンス監督はACLでウェスタン・シドニー・ワンダラーズと対戦した時から高萩を評価し、獲得を望んでいたらしい。(同監督にとって)まさに喉から手が出るほど欲しかった存在だった」
過去にも前園真聖(2003年)、エクスデロ・セルヒオ(2012~15年)が所属するなど日本人選手と縁があるFCソウルにとって、高荻は巻き返しへのキーマンとして注目されているわけだ。
7月17日のKリーグ・オールスターを含めた2週間の中断期を経て、25日から再開されるKリーグ。後半戦は日本人選手の活躍を大いに期待したい。
文:慎 武宏(スポーツライター)