J１リーグ １stステージ・15節
アルビレックス新潟 - 名古屋グランパス
６月７日（日）／16：00／デンカビッグスワンスタジアム
 
アルビレックス新潟
リーグ成績（14節終了時）：18位　勝点10　２勝４分８敗　14得点・26失点
 
【最新チーム事情】
●初の予選突破を決めたナビスコカップ・松本戦の勢いを持続中。
●山崎が公式戦４試合で３ゴールと好調！
●守備のコンセンサスが再定義されつつある。
 
【担当記者の視点】
　初めて予選突破を果たした６月３日のナビスコカップ・松本戦では、前からプレッシャーをかけて後続が連動する、新潟本来の守備が機能した。特に指宿、田中、平松の１トップ２シャドーが、最低でもパスコースを限定しようと献身的に走り、ペースを掴んだ。その意識を名古屋戦でも継続できるか。
 
　連動した守備の鍵を握るのは前線だ。連戦でもあり、ベテランの田中に代わって山崎の先発が濃厚。松本戦で途中出場から決勝点を挙げた山崎は、この連戦の公式戦４試合で３ゴールとギアが上がってきた。プレーにも余裕が漂い始めており、チャンスメイク全般に期待が掛かる。
 
　守備陣は５月30日の甲府戦後、監督も交えたミーティングでボールの奪いどころを再確認。チーム全体で守り、攻めに出るスタイルでリーグの連敗を止めたい。

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名古屋グランパス
リーグ成績（14節終了時点）９位　勝点18　５勝３分６敗　16得点・15失点
 
【最新チーム事情】
●前線は１トップが濃厚。ノヴァコヴィッチは控えか。
●ナビスコカップで磯村の評価がダウン。小川のボランチ継続も。
●川又、矢野が古巣ホームでの一戦にモチベーションアップ。
●竹内を中心とした最終ラインに安定感あり。
 
【担当記者の視点】
　ここ５試合でわずか１得点と“ゴール欠乏症”が続いており、その解決策を見出せるかが最大のテーマとなるだろう。前節の山形戦で採用した２トップ＋トップ下のユニットが期待外れに終わったこともあり、今節は１トップが濃厚だ。
 
　西野監督は、機能する気配がないノヴァコヴィッチを諦め、代表メンバーに選出された川又を最前線に起用する考えも匂わせている。シャドーには背後への飛び出しで変化を生み出せる小屋松、松田あたりも考えられそうだ。
 
　守備では、最終ラインの要・闘莉王の欠場は痛手。しかし、竹内を中心とした３バックが山形戦でまずまずの出来を見せたのはポジティブに捉えられ、新潟戦でも同様のパフォーマンスが期待される。