J１リーグ 1stステージ・15節
モンテディオ山形 - 鹿島アントラーズ
６月７日（日）／16:00／NDソフトスタジアム山形
 
モンテディオ山形
リーグ成績（14節終了時）：16位　勝点13　３勝４分７敗　20得点・26失点
 
【最新チーム事情】
●直近のナビスコカップは横浜に敗戦。予選リーグ敗退が決定したが、ウイングバックの瀬川は好プレーを披露。
●鹿島戦はキム・ボムヨンが出場停止。代わりに瀬川が先発すれば、記念すべきJ１初出場に。
●得点力不足を解消するため、クロスに対するゴール前への入り方などを確認。
●腰痛で名古屋戦を回避した松岡は復帰の見込み。怪我で長期離脱していた宇佐美も、ナビスコカップ・横浜戦でベンチ入り。怪我人が徐々に戻り始めている。
 
【担当記者の視点】
　ウイングバックとして、攻守に渡り大きく貢献しているキム・ボムヨンの出場停止は痛手だろう。代わりに先発しそうな瀬川が、切り込み隊長的な役割をこなせるか。いずれにしても、攻守の“肝”となる両ウイングバックの働きは重要なポイントになる。
 
　前節の名古屋戦も、その前の神戸戦も悪くない内容ながら勝てなかったのは、決めるべきところで決めなかったからだろう。したがって、CFの林、シャドーのディエゴあたりには決定力が求められる。相手は格上の鹿島だけに、いくつかは巡ってくるだろうチャンスを大切にしたい。
 
　GK山岸を軸とする守備陣は、これまで通り粘り強く戦えれば大量失点を食らうことはないはずだ。ディフェンスに重きを置きつつ、カウンターで好機を窺う。堅守速攻の戦い方がハマれば、勝機は見出せる。

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鹿島アントラーズ
リーグ成績（14節終了時）：10位　勝点18　５勝３分６敗　20得点・20失点
 
【最新チーム事情】
●G大阪戦で今季２度目の無得点。攻撃の再構築に力を注ぐ。
●柴崎が、イラク戦とワールドカップ予選のメンバーに選出。
●負傷中の山本は今節も出場を回避か。
●伊東や植田といった若手がトレーニングでアピール。
 
【担当記者の視点】
　山形は09年の初対戦以降、４勝２分と相性の良い相手だ。ただ、引き分けは２回ともアウェーで粘られたもの。６月３日のG大阪戦で攻撃陣がピリッとしなかっただけに不安は残る。
 
　G大阪戦は途中から金崎と高崎の２トップに変えたが、崩し切れず。５月２日の甲府戦に続く２度目の無得点となった。連戦で疲労が心配される今節は、カイオや途中出場でチャンスを作り出した右SBの伊東ら、若手のさらなる奮起が不可欠だろう。
 
　また、この試合の後に代表に合流する柴崎のパフォーマンスにも注目だ。１月のアジアカップは３人の代表（昌子と植田）がいたが、ワールドカップ・アジア２次予選に向けてはひとりになってしまった。代表戦に弾みを付ける意味でも、ゴールに絡む仕事で勝利に導きたい。