J１リーグ １stステージ・12節
アルビレックス新潟 － ベガルタ仙台
５月16日（土）／14:00／デンカビッグスワンスタジアム
 
アルビレックス新潟
リーグ成績（11節終了時）：17位　勝点10　２勝４分５敗　12得点・17失点
 
【最新チーム事情】
●レオ・シルバの代役は小泉か。
●コルテースがリーダシップを発揮。
●クロスからの得点を重視。
●平松のベンチ入りも？
 
【担当記者の視点】
　レオ・シルバが肝臓の精密検査のため、ブラジルに帰国。代役のボランチは小泉が有力だ。球際の強さと攻撃的な姿勢は評価されている。
 
　また、司令塔離脱の緊急事態にチームをまとめようと表に出たのがコルテースだ。練習前後のランニングでは先頭に立った。気持ちだけでなく、左サイドの突破力とクロスの精度は上がっているだけに、起爆剤になりそう。
 
　そのクロスには、ひとりが必ずニアに入ることを徹底してきた。率先して潰れ役を買って出る動きを柳下監督は求めているが、そうした意味で平松の復帰は明るい材料。泥臭いプレーができる貴重なタイプだ。

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ベガルタ仙台
リーグ成績（11節終了時）：15位　勝点10　２勝４分５敗　15得点・18失点
 
【最新チーム事情】
●代表合宿から戻った六反が木曜の練習から合流。「まずはチームで結果を出したい」と意気込む。
●ウイルソンも練習に合流。スタメン復帰の可能性も。
●「小さくても成功体験を積み上げ、大きな成功につなげたい。その意味で浦和戦の４ゴールは間違いなく大きい」(渡邉監督)
 
【担当記者の視点】
　前節は浦和を相手に４失点したものの、４得点できたのは大きな収穫。特にJ１初得点を記録した奥埜、復帰して首位相手に好パフォーマンスを見せたハモン・ロペスの存在は大きい。また、梁を１列上げるオプションがハマったことも、今節だけでなく、今後の重要な手札になりそうだ。
 
　そのキーとなったのがキム・ミンテの存在。187センチのルーキーがボランチの一角を占めたことで、同じくボランチで奮闘を続ける富田の“前で狩る”特長がより活かされた。中央の強度が上がったことで相手の攻撃を制限でき、カウンターを発動しやすくなった。
 
　問題は試合が動いた後の集中力の持続か。浦和戦では２点目を奪われた直後と得点した直後に相手にゴールをこじ開けられた。全員が意識を切らさずに組織化された守備を保てれば、浮上のきっかけとなる試合を展開できるはずだ。