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【J1採点&寸評】湘南×鳥栖|大槻泥臭弾、高山美技、島村2得点。文字どおり「全員サッカー」で湘南が待望のホーム初勝利!

カテゴリ:Jリーグ

塚越 始(サッカーダイジェスト)

2015年04月29日

2得点に絡む活躍に加え、プレッシングなどでも貢献。高山は「湘南スタイル」の象徴的存在だった。

【警告】湘南=坪井(43分)、高山(90+4分) 鳥栖=キム・ミンヒョク(39分)、早坂(75分)
【MAN OF THE MATCH】高山 薫(湘南)

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先制点を「自分らしく泥臭く決められた」と大槻。高山が決めた2点目もヒールパスでお膳立てした。(C)石倉愛子

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【試合内容】
 開始10分、先制したのは湘南だった。右サイドからの藤田征のクロスに高山がヘッドで合わせる。そのシュートをGK赤星が弾いたところに大槻が詰めて、ゴールネットを揺らした。その後は徐々に、鳥栖が持ち味のパワーを活かして反撃。すると37分、セットプレーから谷口がヘッドでねじ込み1-1に追い付いた。
 
 その後は両チームともに主導権を握る時間帯はあったが、シュートまで持ち込めない展開が続いた。
 
 だが60分を過ぎたあたりから、再びホームチームが攻勢に転じる。迎えた64分、前線での混戦から高山が切れ込んで、鋭いシュートを突き刺し勝ち越し。これで勢いづくと、70分、76分とストッパーの島村が立て続けにゴールを決めた。
 
 鳥栖も豊田のゴールで1点を返したものの、その後は湘南の粘り強い守備を打開できなかった。
 
 Jリーグ史上5人目の通算200試合目の担当という主審は、この日も選手以上に目立つ場面が多かった。

【J1採点&寸評】1stステージ・8節|全9試合の評価をチェック!

【J1 PHOTOハイライト】1stステージ・8節
 
【チーム採点・寸評】
湘南 7
リーグ初先発の坪井、4試合ぶりの出場となる島村らが力を発揮し、まさに全員で今季ホーム初勝利を掴んだ。
 
鳥栖 5
セットプレーは確かに脅威なのだが、「高さ」以外にゴールを脅かす策が見られなかった。

【湘南│採点・寸評】
GK
1 秋元陽太   
25分のファンブルなどヒヤヒヤする守備が何度かあったものの、終盤に再び高い集中力を発揮して勝利をもたらした。
 
DF
3 遠藤 航   
坪井が前に出た際に背後にできたスペースをフォローするリベロ的な役割を卒なくこなした。
 
20 坪井慶介 6
移籍後リーグ戦初先発。谷口に競り負け1点を与えたが、素早いインターセプト、豊田へのチェックなど、駆け引きを楽しんでいるかのようだった。
 
30 島村 毅 7
鳥栖対策で先発に抜擢され、豊田や池田のパワーに対応しつつ、セットプレーでも存在感を発揮。マークが手薄な状況を活かして、自身も驚く2ゴール。
 
MF
14 藤田征也   
針の穴を刺すような高精度クロスで先制点をお膳立て。身体を張った守備で、スピードが乗る前にカウンターを止めた。ただ、後半は急激に運動量が落ちた。
 
2 菊地俊介 6.5
CKの場面ではいち早く反応してボールを弾き出すなど、ピンチの芽を摘んだ。危機回避能力が上がっている。4点目につながる決定的なシュートも放つ。
 
6 永木亮太 5.5
湘南のなかで、唯一流れに乗れていなかった。J1のレベルではチャンスが限られるだけに、もう少しセットプレーをはじめとする勝負どころでのキック精度にこだわりたい。
 
10 菊池大介 6
途中までは脅威を与えるような仕事はできなかったが、全体に疲れが見え出した終盤に再びギアを上げて、相手の反撃を阻止した。
 
23 高山 薫 7.5
彼がボールを持つと、チーム全体の攻撃のスイッチが入った。大槻の先制点につながるヘッドを放ち、軽やかなステップから勝ち越しシュートを突き刺す。加えて、プレッシングを怠らず。「全員サッカー」の象徴的存在だった。
 
7 大竹洋平 6.5
高いボールキープ力を発揮して、ボールのためどころを作った。CKから1アシストし、ゴール前でクサビのパスを受けて4点目の起点にもなった。
 
FW
19 大槻周平 6.5
高山のヘッドのこぼれ球を押し込んで待望の今季初ゴール。高山のゴールにつながるヒールパスも技ありだった。ただ、信じられないようなミスパスをするなど、ムラもあった。

交代選手
DF
15 キム・ジョンピル 6
右ストッパーに入り(遠藤がリベロになる)、肉弾戦に怯まず対応。勝気な守備で、最後まで身体を張り続けた。
 
FW
18  アリソン -
シャドーに入り逃げ切りに貢献。ただ、その強靭なフィジカルを持てあましていた印象。 彼らしい爆発力に期待したい。

MF
16 石川俊輝 -
配球役の藤田にプレスをかけつつ、ペナルティエリア手前でセカンドボールの競り合いに必ず顔を出した。
 
監督
曺 貴裁 6.5
A・バイアの負傷などもありスタメンを大幅に変えながら、ベテランと若手の良さを引き出し、湘南らしい勝利をもたらした。
  
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