J１リーグ 1stステージ・８節
ヴァンフォーレ甲府－浦和レッズ
４月29日（水・祝）／19：00／山梨中銀スタジアム
 
ヴァンフォーレ甲府
リーグ成績（７節終了時）：18位　勝点３　１勝０分６敗　２得点・15失点
 
【最新チーム事情】
●アドリアーノ、土屋、盛田、M・パラナがコンディションを考慮して別メニュー調整。
●「是が非でも勝ちたい」と、野田が古巣との対戦に意気込む。
●リーグ戦で山梨中銀スタジアムに浦和を迎え撃つのは９年ぶり。前売り段階で約１万5000人の来場が見込まれる。
 
【担当記者の視点】
　リーグ戦５連敗中とチーム状況は悪く、新井や渡邊ら怪我人が徐々に復帰しているとはいえ、コンディション不良者が多いのは気がかりだ。無敗で首位をひた走る浦和との実力差も考慮すれば、苦戦は必至だろう。
 
前節の川崎戦（●０-３）では、「改善へのトライを連戦のなかでやっていく」（樋口監督）と、４節・FC東京戦以来となる５-３-２を採用。完敗したが「失点するまではプランどおりだった」（樋口監督）こともあり、今節も同じシステムで戦うか。いずれにせよ、ここまでリーグワーストの15失点を喫する守備陣が、劣勢を耐え凌げるかがポイントと言えよう。
 
試行錯誤を続けるなかで思いどおり戦えていないのが実情だが、リーグ戦では９年ぶりとなる山梨中銀スタジアムでの浦和戦（※例年は国立競技場で開催）で、今後への光明を見出したい。
 
浦和レッズ
リーグ成績（７節終了時）：１位　勝点17　５勝２分０敗　10得点・４失点
 
【最新チーム事情】
●甲府との昨季リーグ戦対戦成績（H＆A）はともにスコアレスドロー。
●左WB宇賀神が出場停止。代役は橋本か。
●前線の連動性向上に手応えも、連戦を加味した布陣となる可能性も。
●FW興梠の戦線復帰が間近に。
 
【担当記者の視点】
　甲府との昨季リーグ戦での対戦では、２試合ともスコアレスドローに終わった。最終的に２位に終わったことを考えれば、アウェーでも勝点３が欲しい。
 
　今節は左WBの宇賀神が警告累積で出場停止となるため、ここ２試合（横浜、名古屋戦）とも同じスタメンで臨んだが、顔ぶれは多少変わりそうだ。宇賀神の代わりは、右WBの関根も務められるが、順当に考えると橋本の先発が濃厚。中央を固めてくる甲府に対し、サイドから供給される左足のピンポイントクロスは貴重な武器となるに違いない。
 
　また、リーグ戦とACLによる連戦の影響を考えると、前線の組み合わせも変わる可能性がある。次節がG大阪との「大一番」なだけに、高木や李など出番が限られている選手たちが長時間起用されるか。さらに、復帰間近となっているエース・興梠が今節にベンチ入りし“試運転”する可能性もある。それを可能にするためにも、点差を付けまま終盤を迎えるのが理想だ。