３月７・８日、いよいよJ１リーグの2015シーズンが開幕。サッカーダイジェストWebでは１シーズンを通じ、毎節各カードの最新チーム情報をお届けする。
 
　ここでお伝えする開幕カードは、神戸vs 柏。神戸の新指揮官に就任したネルシーニョ監督が昨季まで率いた古巣・柏と対戦する注目の一戦だ。

【J１】１stステージ１節展望｜全９カードの予想布陣＆各チームの最新動向
 
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J１リーグ・１節
ヴィッセル神戸 – 柏レイソル
３月７日（土）／16:00／ノエビアスタジアム神戸
 
ヴィッセル神戸
リーグ成績（2014年）：11位　勝点45　11勝12分11敗　49得点・50失点
 
　キャンプを通じて４-３-３システムを試してきたが、試合２日前のフォーメーション練習を見る限りでは、昨季同様の４-２-３-１で開幕を迎えそうだ。ただ、柏を知り尽くすネルシーニョ監督は試合展開によって３トップなど柔軟に戦い方を変える可能性が高い。
 
　攻撃の鍵を握るのは、プレシーズンマッチなどで３トップの一角に起用されたものの、本職のトップ下へと戻った森岡、そして不慣れな左サイドで献身的なプレーを見せる渡邉だ。司令塔の森岡とそのラストパスを受ける渡邉がより効果的に絡めば、得点の可能性もグッと高まるだろう。
 
　また、怪我で出場が危ぶまれたＰ・ジュニオール、安田に出場の目途が立った点は大きく、フルメンバーでゲームに臨めそうだ。ただ今季から新たにコンビを組む岩波、高橋祥のＣＢ陣、チョン・ウヨンとフェフージンのボランチ陣の連係にはやや不安が残っており、ネルシーニョ監督がいかなる手綱さばきで開幕に間に合わせるかは注目だ。
 
KEY PLAYER：森岡亮太（MF）　
最も力を発揮できるトップ下での先発が濃厚。好調をキープしているだけに、開幕戦での爆発に期待したい。
 
 
柏レイソル
リーグ成績（2014年）：４位　勝点60　17勝９分８敗　48得点・40失点
 
　ACLの全北現代戦では３バックを採用したが、開幕戦では従来の４-３-３を用いることが濃厚だ。直近のビン・ズオン戦でスタメンから外れたレアンドロ、武富、輪湖がメンバーに戻ることで、選手の入れ替えがあっても不思議はない。それでも柏がチーム始動から積み上げてきた「ボールとスペースを支配するサッカー」を展開するのは間違いないだろう。
 
　神戸の監督は昨季まで柏を率いていたネルシーニョ監督だけに、選手たちは相手の出方を数パターン予想して準備を進めている。なかでも、「中盤のパス回しを封じるため、アグレッシブにプレスにくるのではないか」というイメージが多いようだが、自分たちのスタイルを以て、そのプレスをいなし、試合を優位に進めたい。
 
KEY PLAYER：茨田陽生（MF）　
吉田レイソルの核となるアンカー。中盤の底から長短のパスでゲームをコントロールする。