10月23日、翌日にACL準決勝第２レグの水原三星戦を控える鹿島が、前日会見を実施した。
 
　会見で大岩剛監督は「準決勝のセカンドレグ、重要な試合に向けて、アウェーですけど、自分たちはアグレッシブに試合に入っていく、と。ファーストレグの結果は関係なく、受けることなく、自分たちからアクションを起こしていくゲームにしたい」と意気込みを語った。
 
　鹿島は10月３日のホームで迎えた第１レグで、２点を先行される展開も、相手のオウンゴールとセルジーニョのゴールで追いつき、最後はアディショナルタイムに内田篤人がチーム３点目を突き刺して、鮮やかな逆転勝ちを飾っている。
 
　試合に勝ったとはいえ、アウェーゴールを２点与えたのは痛かった。ただ、指揮官は「ファーストレグの３-２というスコアに関しては、まったくないものだというふうに感じています」としたうえで、「試合状況や流れにもよると思うので、そのつど、しっかりとした状況判断と、ピッチとベンチとのつながりを持つことが大事」と、チーム一丸となって戦うスタンスを示した。
 
取材・文●広島由寛（サッカーダイジェスト編集部）