見逃せなかったトラップの技術
2018年9月11日にパナソニック・スタジアム吹田で行なわれた日本対コスタリカ戦で強さと巧さを示したのが、右サイドハーフとして先発出場した堂安律だった。
相手に当たられても動じず、持ち前のテクニックでマーカーをひらりと交わす。もちろん細かいミスはあったが、A代表デビュー戦にしては落ち着いており、とりわけ守→攻への切り替えの局面でのトラップのクオリティが素晴らしかった。
敵陣に身体の正面を向けたまま後方からのパスを受ける技術がなにより素晴らしく、まさに淀みなく前方にボールを運んでいた。またドリブルにこだわるのではなく、簡単に叩けるところは味方に預けるなどあまり無駄がなかった。
相手に当たられても動じず、持ち前のテクニックでマーカーをひらりと交わす。もちろん細かいミスはあったが、A代表デビュー戦にしては落ち着いており、とりわけ守→攻への切り替えの局面でのトラップのクオリティが素晴らしかった。
敵陣に身体の正面を向けたまま後方からのパスを受ける技術がなにより素晴らしく、まさに淀みなく前方にボールを運んでいた。またドリブルにこだわるのではなく、簡単に叩けるところは味方に預けるなどあまり無駄がなかった。
59分のループ気味のシュートは惜しくもGKとDFに防がれ、続く61のビッグチャンス(エリア内右からのシュート)も枠外だったが、ネガティブな印象はない。
堂安のようにボールをキープできて、パスの出し手にも受け手にもなれる選手がいると、チームはだいぶ落ち着く。言ってみれば、コスタリカ戦の堂安は“和製イニエスタ”だった。
取材・文:白鳥和洋(サッカーダイジェスト編集部)
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