富山一守備陣を打開すべく、後半から出場した畑が用意した策は?
苦戦していた市立船橋を生き返らせたのは、後半頭から投入された2年生サイドバックだった。
U-18高円宮杯プレミアリーグEASTの開幕戦。市立船橋と富山一の一戦は立ち上がりから両チーム一歩も譲らない膠着状態が続いたが、前半はどちらかというと富山一のほうが攻守においてリズムを掴み、狙い通りのサッカーができていた。
「相手を揺さぶることはできていたけど、パススピードが遅くてなかなかサイドのところでフリーで持てたりする機会が少なかったと感じた」
ベンチで戦況をこう分析していたU-16日本代表歴を持つ市立船橋のDF畑大雅(2年)に突然出番がやって来たのは前半終了間際。右サイドバックのDF松尾勇佑(3年)が攻撃参加をした際に、相手DFとの接触で足を強打。前半終了までピッチに立ったが、プレー続行は不可能になり、後半頭から畑が同じ位置に投入された。
「僕が入ったら味方のCBがボールを持った時に、前にスペースがあった。そこまで運ばせて相手のボランチを食いつかせてから僕がもらったり、シャドーが落ちてもらったり、相手をサイドに引っ張って中を空ける。練習でやっていたことを実戦で出そうと思い、試合に入りました」
畑の最大の武器は爆発的なスピードだ。明確なイメージを持って試合に臨んだSBは右サイドで何度もスプリントを仕掛け、相手のウイングバックや相手の3ボランチに揺さぶりを掛ける。タイミング良くボールをもらい、縦への突破とクロスを判断良く散りばめながら、徐々に富山一の守備を崩した。
「僕の武器はスピードだと思うし、それがないと普通の選手だと思う。監督からも止まった状態から仕掛けて『よーいドン』だけでなく、もっとスピードに乗った状態でいろんなことができる選手になったほうが、お前の良さを活かせると言われています。スピードに乗って仕掛けて、はたいて、ドリブルで持ち込む。それを意識してプレーしました」
畑の右サイドでの緻密な駆け引きが、富山一にボディーブローのように効き始めた68分。市立船橋は右CKからFW西堂久俊(3年)のヘッドのこぼれをCB田谷澪斗(3年)が押し込み、ついに均衡を破った。
U-18高円宮杯プレミアリーグEASTの開幕戦。市立船橋と富山一の一戦は立ち上がりから両チーム一歩も譲らない膠着状態が続いたが、前半はどちらかというと富山一のほうが攻守においてリズムを掴み、狙い通りのサッカーができていた。
「相手を揺さぶることはできていたけど、パススピードが遅くてなかなかサイドのところでフリーで持てたりする機会が少なかったと感じた」
ベンチで戦況をこう分析していたU-16日本代表歴を持つ市立船橋のDF畑大雅(2年)に突然出番がやって来たのは前半終了間際。右サイドバックのDF松尾勇佑(3年)が攻撃参加をした際に、相手DFとの接触で足を強打。前半終了までピッチに立ったが、プレー続行は不可能になり、後半頭から畑が同じ位置に投入された。
「僕が入ったら味方のCBがボールを持った時に、前にスペースがあった。そこまで運ばせて相手のボランチを食いつかせてから僕がもらったり、シャドーが落ちてもらったり、相手をサイドに引っ張って中を空ける。練習でやっていたことを実戦で出そうと思い、試合に入りました」
畑の最大の武器は爆発的なスピードだ。明確なイメージを持って試合に臨んだSBは右サイドで何度もスプリントを仕掛け、相手のウイングバックや相手の3ボランチに揺さぶりを掛ける。タイミング良くボールをもらい、縦への突破とクロスを判断良く散りばめながら、徐々に富山一の守備を崩した。
「僕の武器はスピードだと思うし、それがないと普通の選手だと思う。監督からも止まった状態から仕掛けて『よーいドン』だけでなく、もっとスピードに乗った状態でいろんなことができる選手になったほうが、お前の良さを活かせると言われています。スピードに乗って仕掛けて、はたいて、ドリブルで持ち込む。それを意識してプレーしました」
畑の右サイドでの緻密な駆け引きが、富山一にボディーブローのように効き始めた68分。市立船橋は右CKからFW西堂久俊(3年)のヘッドのこぼれをCB田谷澪斗(3年)が押し込み、ついに均衡を破った。