現地時間２月18日に行なわれたリーガ・エスパニョーラ24節、ベティスvsレアル・マドリーの一戦は、両チーム合わせて８ゴールが飛び交う乱戦となった。かろうじてアウェーチームの“白い巨人”が勝利をモノにしたが、両雄はこれまでも数多の名勝負を繰り広げ、とりわけゴール数が多いカードとして認知されてきた。
 
　そんな好勝負を演じてきた同カードにおいて、燦然と輝くのが２大FKキッカーだ。マドリー時代のディビッド・ベッカムと、ベティス時代のマルコス・アスンソン。ともに2000年代に両チームでFKのスペシャリストとして名を馳せ、中盤で鎬を削りつつ、その黄金の右足で華麗なゴールショーを提供した。リーガ公式ツイッターが今回まとめたのが、このイングランドとブラジルの元代表コンビのゴール集だ。ファン垂涎の動画と好評を得ている。
 
　独特のフォームから鋭く曲がって落ちるボールを蹴り込むのが、ベッカムの真骨頂。クロスと見せかけてそのままゴールを奪うのが朝飯前で、GKとの駆け引きに長ける。かたやアスンソンは正統派のFKキッカーだ。緩急を付けてターゲットを確実に射抜くまさに職人肌で、ベッカムよりも多彩なキックで観衆を魅了した。
 
　それぞれのクラブがこの動画をリツイートしたため、書き込み欄には「どれも美しいゴールだ」「ベッカムもアスンソンも素晴らしい！ 永遠に語り継ごう」「懐かしい！ FKのたびにドキドキしたのを覚えている」とメッセージが殺到し、多くのファンが過去の記憶を蘇らせた。
 
　いま見てもクオリティーの高さが群を抜くベッカムとＭ・アスンソン。その美しき弾道は、永遠に色褪せない。