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【欧州リーグ冬の通信簿|パリSG編】破壊的な攻撃力を見せたMCN。守備は戦術プランの見直しが必須だ

カテゴリ:メガクラブ

ワールドサッカーダイジェスト編集部

2018年01月05日

攻撃トリオ「 MCN」は期待以上の活躍。

ネイマール(左)、エムバペ(左から二人目)、カバーニ(右)の攻撃トリオは、ここまで3人で公式戦54ゴールと爆発。D・アウベス(右から二人目)も攻守に高い貢献を見せている。 (C)Getty Images

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【19節までの主な成績】
リーグ・アン1位|16勝2分け1敗/58得点・15失点
チャンピオンズ・リーグ|グループB1位/5勝0分け1敗/25得点・4失点

前半戦のチームパフォーマンス…100点

――◆―――◆――

 フランスと欧州を、文字通り席巻している。

 リーグ・アンでは黒星がわずかに1つ。勝点を44に積み上げ、2位リヨンに9ポイント差をつけている。チャンピオンズ・リーグではバイエルン・ミュンヘンと同居したグループを首位で突破。唯一敗北を喫した6節バイエルンとのアウェーマッチは、16強進出が決まった後の試合であり、むしろ歴戦のドイツ王者を3-0で下した2節の完勝を称えるべきだ。

 チーム最大の武器は、烈火のごとく襲いかかる破壊的なアタックだ。右からキリアン・エムバペ、エディンソン・カバーニ、ネイマールと並ぶ攻撃トリオ「MCN」が前線に誕生、3人が切磋琢磨しながら互いの持ち味を引き出し、期待以上の活躍をここまでは見せている。

 ダニエウ・アウベスの加入も安定したパフォーマンスを支える一因だ。圧倒的な攻撃力を示している右サイドバックとしての働きだけではない。不足する経験とリーダーシップをチームにもたらした点で、獲得した意味は大きかった。

 後半戦に向けた不安は、やはり守備面。ほぼ自分たちのペースで戦える国内の試合では見えない課題が、黒星を喫したバイエルン戦でいくつか浮き彫りになった。

 例えば、速攻を受けた場合のリスク管理の甘さ。とくに裏を取られやすいレーバン・クルザワの左サイドは、ウイークポイントだ。組織的な守りでチーム全体のディフェンス力を高める必要があり、ネイマールとエムバペにどの程度守備のタスクを課すべきかを含め、戦術プランの見直しが必須だ。

 最後に、メガクラブを率いる器かどうか度々議題に挙がる指揮官のウナイ・エメリだが、「ペナルティーゲート」と称されたカバーニとネイマールの対立を収束させた点は評価に値する。一定の器量は見せた。

☆前半戦MVP☆
エディンソン・カバーニ

 92分に決めたマルセイユ戦(10節)の同点弾はまさにエースの働き。守備を含め総合的な貢献度は群を抜く。

文●結城麻里

※ワールドサッカーダイジェスト2018.01.04号より加筆・修正
 
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