昌子源が感じたE-1選手権ならではの難しさ。解決策は”準備”にあり!

カテゴリ:日本代表

松尾祐希(サッカーダイジェストWEB)

2017年12月11日

「(連係不足で生まれるミスは)全員でカバーしないと勝てない」(昌子)

11日に誕生日を迎えた昌子。25歳の初陣でチームを牽引する働きが求められる。写真・茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

画像を見る

 日本代表は12月11日、都内でトレーニングを行なった。中国戦を翌日に控え、昌子源がチームの問題点を語っている。
 
 練習後に昌子は、「(今日は自分の誕生日だけど)、みんな知らないと思いますよ。ケーキを食べると、監督に体脂肪のことで怒られると思うので(笑)」という冗談も飛ばしていたが、背番号3はE-1選手権ならではの課題を語った。
 
 中国の印象を聞かれ、「中国は身長が大きいので、セットプレーに気を付けたい。自分たちがどういう風に戦うかというよりは、北朝鮮戦よりも内容も少しは良くなってほしいと思う」と話した昌子。そして、具体的な修正ポイントを問われると、真っ先に出てきたのが連係面の部分だった。
 
「北朝鮮戦もそうだったけど、普段から一緒に組んでいない選手たちとプレーしている。僕たちは代表選手である前に人間。相方の特徴とか癖とかいろんなものが分からないなかで試合をやらないといけない。この前は(谷口)彰悟君とCBを組んだけど、彼の特徴が全てインプットされる機会があればいいけど、そういう場はない。彰悟君と話した時や試合中に僕が特徴を掴むしかない。それは正直難しいけど、試合でやらないといけない」
 
 今大会は初めて一緒にプレーをする選手が大勢いる。北朝鮮戦では谷口(川崎)とコンビを組んだが、思い通りにいかない場面もあった。
「クラブではナオ(植田)と一緒にやっているけど、それでもミスや失点もする。これだけ長い間試合を一緒にしていても、そういうことがある。中2日しかない中国戦で新しい選手とやることは本当に難しいと思うし、もしかしたら北朝鮮戦よりもミスが多くなって、いろんなことがあるかもしれない」

 昌子がこう語るように、代表でも初めて組むようなメンバーで臨んでいるE-1選手権ならではの難しさを北朝鮮戦で思い知らされた。
 
 だからこそ、昌子が強調したのは準備の重要性だ。
「ミスを全員でカバーしないと勝てない。正直、北朝鮮よりも中国はレベルが上だと思うので、いい準備をしないと勝てないと感じている」(昌子)
 
 北朝鮮戦で露呈した課題を中国戦では修正できるのか。その可否は昌子の言葉通り、連係面を向上させるための準備に懸かっている。

【日本代表PHOTO】E-1選手権初戦に挑んだ日本代表。最終盤に井手口がネットを揺らし、難敵・北朝鮮を撃破!

取材・文●松尾祐希(サッカーダイジェストWEB編集部)
【関連記事】
【セルジオ越後】一番目立ったのは北朝鮮の応援団… ハリルは自分もサバイバルの一員なのを自覚すべき!
【日本1-0北朝鮮|採点&寸評】井手口が終了間際に決勝弾!それでもMOMはDF陣のミスを帳消しにした…
ハリルジャパンを救った井手口、劇的ロスタイム弾は「最後やからいいかなと思って打った」
ハリルも大絶賛のGK中村航輔が「勢いに乗れた」シーンとは?
【12.12中国戦プレビュー】CFは“規格外”の川又? 中盤は井手口、今野、そして…

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト なでしこJに続け!
    4月10日発売
    U-23日本代表
    パリ五輪最終予選
    展望&ガイド
    熾烈なバトルを総力特集
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト 世界各国の超逸材を紹介!
    4月18日発売
    母国をさらなる高みに導く
    「新・黄金世代」大研究
    列強国も中小国も
    世界の才能を徹底網羅!!
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 高校サッカーダイジェストVo.40
    1月12日発売
    第102回全国高校選手権
    決戦速報号
    青森山田が4度目V
    全47試合を完全レポート
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ