大迫はなかなかボールに触れなかったが…
11月23日(現地時間)、ヨーロッパリーグ(EL)グループステージ第5節が行なわれ、ケルンは1-0でアーセナルを下した。
前節は大迫勇也の2ゴールなどでBATEボリソフに5-2の快勝を収め、グループステージ突破に望みを繋いだ最下位ケルンが、すでに勝ち抜けを決めている首位アーセナルをホームに迎えた一戦。大迫はコルドバ、ギラシーをサイドに従えてのCFとしてスタメンに名を連ねた。
試合は開始直後にアーセナルが左サイドから攻め入って、いきなりホームチームのゴールを脅かし、その後もボールポゼッションで上回りながら、再三にわたって攻撃を仕掛けていく。
14分にはコクランがこぼれ球を拾って強烈なシュートを放ち、21分にはメイトランド=ニールズの左からのクロスからウィルシェアが枠内にヘディングシュートを放った。
対するケルンは、6分に抜け出したコルドバが思い切ったシュートでCKを獲得した他、27分には大迫が振り向きざまにミドルシュートを放つも、これは軸足が滑ってしっかりミートしなかった。
大迫は最前線でボールを待つも、中央で攻撃に絡む機会はほとんどなし。サイド、もしくは自陣に戻っての守備の際にしかボールに触ることができない。チームとして縦の連係もスムーズに機能せず、味方のパスもCBメルテザッカーらにことごとくカットされた。
対照的に、中盤で自在にボールを回し、容易に敵陣ペナルティーエリア手前まで迫るアーセナルは、左サイドからの攻撃が目立ち、30分にはコクランがエリア内でクロスを受けて強烈なシュートで左ポストを叩き、33分にも個人技が冴えるウェルベックがカットインから惜しいシュートを放った。
ケルンは35分に相手選手と競ったキャプテンのCBマローが右足を痛めて交代を余儀なくされる。今シーズンの大不振の原因でもある主力の負傷というアクシデントに、この試合でも見舞われたが、前半はゴールを守って折り返し地点を迎えた。
ボールを保持してエリア前まで迫りながらも、そこからやや攻めあぐねるアーセナルと、ボールを奪っても敵陣でボールをキープできずにすぐ奪われて守備に忙殺されるケルン、という構図で後半も時間は過ぎていく。
しかし、意外にも先制点は守勢のホームチームにもたらされた。61分、左サイドからドリブルで持ち込んだギラシーが、ヨイッチとのパス交換でエリア内に侵入したところでドゥビュッシーに倒されPK獲得。その1分前には好機で力ないシュートを放っていたギラシーだったが、ここでは真ん中に力強く蹴り込んで決めた。
危なげなく試合を進めながら痛恨の失点を喫したアーセナルは、ここからさらに攻勢を強め、64分にCKからメルテザッカーがヘッドで、その1分後にはウィルシェアが個人技でケルン・ゴールを襲う。
72分にも後半から出場のイウォビが鮮やかなドリブルから相手の守備を切り裂くなど、アーセナルはたびたびチャンスを作るが、一方でラストパスの精度を欠き、得点に結びつけることがない。
ケルンは73分に大迫を下げてレーマンを投入し、1点を守り切ることに残り時間を費やす意思を示し、ゴール前で相手の攻撃をはね返し続ける。
76分、ジルーに最終ラインの裏へ抜け出されるも、J・ホルンが身体を張って止め、88分にネルソンにドリブルでDF陣が突破され、アディショナルタイムにはウィルシェアの強烈なシュートを浴びるも、守護神ホルンが好守でこれらを阻んだ。
耐えに耐えて強豪相手に貴重な勝点3を奪ったケルン。3連敗からの2連勝で2位に浮上し、最終節(12月7日)では同勝点のレッドスターと直接対決(アウェーマッチ)で、決勝トーナメントへの残り1枠を争うこととなった。
なお、レッドスターとBATEボリソフの一戦は0-0。これにより、アーセナルは初黒星を喫したものの、1試合を残して首位を確定させている。
前節は大迫勇也の2ゴールなどでBATEボリソフに5-2の快勝を収め、グループステージ突破に望みを繋いだ最下位ケルンが、すでに勝ち抜けを決めている首位アーセナルをホームに迎えた一戦。大迫はコルドバ、ギラシーをサイドに従えてのCFとしてスタメンに名を連ねた。
試合は開始直後にアーセナルが左サイドから攻め入って、いきなりホームチームのゴールを脅かし、その後もボールポゼッションで上回りながら、再三にわたって攻撃を仕掛けていく。
14分にはコクランがこぼれ球を拾って強烈なシュートを放ち、21分にはメイトランド=ニールズの左からのクロスからウィルシェアが枠内にヘディングシュートを放った。
対するケルンは、6分に抜け出したコルドバが思い切ったシュートでCKを獲得した他、27分には大迫が振り向きざまにミドルシュートを放つも、これは軸足が滑ってしっかりミートしなかった。
大迫は最前線でボールを待つも、中央で攻撃に絡む機会はほとんどなし。サイド、もしくは自陣に戻っての守備の際にしかボールに触ることができない。チームとして縦の連係もスムーズに機能せず、味方のパスもCBメルテザッカーらにことごとくカットされた。
対照的に、中盤で自在にボールを回し、容易に敵陣ペナルティーエリア手前まで迫るアーセナルは、左サイドからの攻撃が目立ち、30分にはコクランがエリア内でクロスを受けて強烈なシュートで左ポストを叩き、33分にも個人技が冴えるウェルベックがカットインから惜しいシュートを放った。
ケルンは35分に相手選手と競ったキャプテンのCBマローが右足を痛めて交代を余儀なくされる。今シーズンの大不振の原因でもある主力の負傷というアクシデントに、この試合でも見舞われたが、前半はゴールを守って折り返し地点を迎えた。
ボールを保持してエリア前まで迫りながらも、そこからやや攻めあぐねるアーセナルと、ボールを奪っても敵陣でボールをキープできずにすぐ奪われて守備に忙殺されるケルン、という構図で後半も時間は過ぎていく。
しかし、意外にも先制点は守勢のホームチームにもたらされた。61分、左サイドからドリブルで持ち込んだギラシーが、ヨイッチとのパス交換でエリア内に侵入したところでドゥビュッシーに倒されPK獲得。その1分前には好機で力ないシュートを放っていたギラシーだったが、ここでは真ん中に力強く蹴り込んで決めた。
危なげなく試合を進めながら痛恨の失点を喫したアーセナルは、ここからさらに攻勢を強め、64分にCKからメルテザッカーがヘッドで、その1分後にはウィルシェアが個人技でケルン・ゴールを襲う。
72分にも後半から出場のイウォビが鮮やかなドリブルから相手の守備を切り裂くなど、アーセナルはたびたびチャンスを作るが、一方でラストパスの精度を欠き、得点に結びつけることがない。
ケルンは73分に大迫を下げてレーマンを投入し、1点を守り切ることに残り時間を費やす意思を示し、ゴール前で相手の攻撃をはね返し続ける。
76分、ジルーに最終ラインの裏へ抜け出されるも、J・ホルンが身体を張って止め、88分にネルソンにドリブルでDF陣が突破され、アディショナルタイムにはウィルシェアの強烈なシュートを浴びるも、守護神ホルンが好守でこれらを阻んだ。
耐えに耐えて強豪相手に貴重な勝点3を奪ったケルン。3連敗からの2連勝で2位に浮上し、最終節(12月7日)では同勝点のレッドスターと直接対決(アウェーマッチ)で、決勝トーナメントへの残り1枠を争うこととなった。
なお、レッドスターとBATEボリソフの一戦は0-0。これにより、アーセナルは初黒星を喫したものの、1試合を残して首位を確定させている。