アジア制覇に王手の浦和に伝説の助っ人が助言! 「勝利の精神を持った戦士になれ」

カテゴリ:Jリーグ

サッカーダイジェストWeb編集部

2017年11月23日

「とてつもなく重要な存在」と挙げたキーマンは?

10年前の決勝戦でもピッチに立っていたポンテ。そんな名手が古巣へエールを送った。 (C) SOCCER DIGEST

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 今から10年前の2007年11月14日――。浦和レッズはJリーグクラブ史上初のAFCアジアチャンピオンズ・リーグ(ACL)王者となった。赤く染まった埼玉スタジアムで、歓喜の輪の中心にいたのは、10番を背負っていたロブソン・ポンテだった。
 
 2005年にブンデスリーガの名門レバークーゼンから鳴り物入りで加わり、2010年に退団してからもサポーターから愛され続ける名手は、今も浦和とアジア制覇に対する想いを強く持っているようだ。
 
 アジア・サッカー連盟のインタビューに応じたポンテは、「浦和サポーターは、本当に素晴らしい。僕も25日には応援するために、埼玉へ足を運ぶつもりなんだ」と明かし、スタンドからの熱狂的な後押しが、2度目の戴冠に向けて欠かせない要素だと話す。
 
「浦和はいつだって強い。どんな状況であっても、彼らの強さを疑うことは決してないよ。最初から最後までチームを熱く応援してくれるサポーターたちが、大きな違いを生むこともよくわかっているし、彼らが(勝敗の)鍵にもなる」
 
 さらにポンテは、セパハン(イラン)と激闘を演じた10年前の決勝を振り返り、第1レグを1-1で折り返した後、2-0と勝利して優勝を決めたホームでの伝説の第2レグについて、「あのサポーターの前で優勝できたのは特別だった。彼らはとにかく素晴らしい、としか言えない」と感慨深げに話した。
 
 クラブ史上最高の助っ人との呼び声も高いブラジル人MFは、現在の浦和におけるキーマンを挙げた。それは10年前にも共にピッチに立っていた阿部勇樹だ。
 
「アベはクラブで、とてつもなく重要な存在で、チーム内で模範となるプロフェッショナルな選手だ。これまでも歴史を作る手助けをしてきた偉大な選手だし、浦和のレジェンドだよ。ACLを制したことのある彼の経験は、間違いなく他の選手たちの力になる。
 
 もちろん、カシワギ、R・シルバ、マキノ、マウリシオのような実力のある選手たちも、チームに安定感をもたらすうえで欠かせないね」
 
 現在、ポルトガルのポルティモネンセで、ゼネラルマネージャーを務めるポンテ。ブラジル人CBマウリシオ・アントニオの今夏の浦和移籍や、中島翔哉をFC東京から獲得するのにも大きく寄与した。
 
 引退後も現役時代のような“繋ぎ役”を担い、日本サッカーとの関係性も活かしているポンテは、「浦和で過ごした5年半は素晴らしいものだった。いつまでもこのクラブを愛し、ファンで居続けたい」と、“レッズ愛”を強調し、偉大な先達として後輩たちにエールを送った。
 
「『浦和のユニホームには偉大な歴史がある』と理解することが大事だ。この赤い戦闘服に袖を通してプレーする選手は誰もが、勝利の精神を持った戦士でなければならない」
 
 かつての偉大な10番から熱い激励を受け、浦和は強敵アル・ヒラルとの一大決戦に臨む。運命のホイッスルが11月25日、埼玉スタジアムに鳴り響く。
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