すべてはACLのために――鹿島戦で沈黙したR・シルバの断固たる決意

カテゴリ:Jリーグ

サッカーダイジェストWeb編集部

2017年11月07日

「時間を有効に使い、自分たちの持っている力をすべて出し切る試合にしたい」

R・シルバは無得点に終わった鹿島戦の反省をACL決勝に生かすつもりだ。(C)SOCCER DIGEST

画像を見る

[J1リーグ32節]鹿島 1-0 浦和/11月5日/カシマ

 アウェーに乗り込んだ鹿島戦で、浦和の攻撃は機能不全に陥った。放ったシュートは、わずかに3本。試合にも0-1で敗れ、リーグ優勝に王手をかける瞬間を、まざまざと見せつけられた。
 
 身体を張ったボールキープで起点になっていたラファエル・シルバも、本来の持ち味であるスピードは発揮できなかった。「マーキングが非常に上手かった」という鹿島の守備に苦しみ、なかなか前を向かせてもらえなかったのだ。両手を広げて自らの不甲斐なさを嘆いていたシーンは一度や二度ではない。試合後には「難しい試合になるのは想定していましたが、自分たちのプレーを見せられなかったのは悔しい」と素直に吐露した。
 
 しかし、このブラジル人は、なんとか気持ちを切り替えたようだ。
 
「もちろん、勝ちたかったけれど、負けたことは変えられない。リーグ戦のことは少し忘れて、ACLのファイナルという大事なステージにフォーカスし、チームとして乗り越えられるように一丸となって戦っていきたい」
 
 浦和は、この敗戦でリーグ5位以下が決定し、来季のACL出場権を逃した。それだけに、今季のACL決勝は是が非でもモノにしたい。R・シルバの言葉からは、そんな想いがヒシヒシと感じられた。
 
 アル・ヒラルとの決勝第1戦はアウェーゲーム。敵地での一戦は引き分けでも御の字だが、アウェーゴールを奪えば優勝の可能性は大きく膨らむ。R・シルバもそれは理解しており、攻撃面の改善を誓っている。

「自分たちの悪かったところをしっかりと見つめなおして、グループとして良くしていきたい。(ACL決勝までの)時間を有効に使い、自分たちの持っている力をすべて出し切る試合にしたい」
 
 チームワークの重要性を強調するストライカーは、クラブに歓喜をもたらせるのか。19日に行なわれる大一番に注目だ。
【関連記事】
【J1採点&寸評】鹿島 1-0 浦和|レアンドロが値千金の決勝点! 浦和の代表5人組の評価は…
ブラジル最大メディアが日本戦のスタメンを予想! チッチ監督の狙いやいかに!?
C・ロナウドの“異常事態”にジダン監督やチームメイトは…
香川真司を脅かす存在?"初代表"長澤和輝の「凄み」をチームメイトが証言
日本代表が警戒すべきブラジル代表の要注意人物! ネイマールやもちろんパウリーニョやマルセロも…

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト なでしこJに続け!
    4月10日発売
    U-23日本代表
    パリ五輪最終予選
    展望&ガイド
    熾烈なバトルを総力特集
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト 世界各国の超逸材を紹介!
    4月18日発売
    母国をさらなる高みに導く
    「新・黄金世代」大研究
    列強国も中小国も
    世界の才能を徹底網羅!!
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 高校サッカーダイジェストVo.40
    1月12日発売
    第102回全国高校選手権
    決戦速報号
    青森山田が4度目V
    全47試合を完全レポート
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ