【総体】流経大柏のディフェンス陣に、元日本代表のレジェンドが授けた“極意”とは?

カテゴリ:高校・ユース・その他

川原崇(サッカーダイジェストWeb編集部)

2017年08月04日

「ついこの間のことを思えば考えられない」。

流経大柏の鉄壁守備を支えたCBコンビ。ひとつ年下の関川(奥)を瀬戸山が抱き寄せる。写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

画像を見る

 まさに守りの勝利だった。決勝までのインターハイ5試合で、失点はわずかに1。初の単独優勝を飾った流経大柏の本田裕一郎監督は、「ついこの間のことを思えば考えられない。試合を重ねるごとに良くなったね」と、強度を高めたチームディフェンスを称えた。
 
 今季のプリンスリーグ関東では7試合を戦って12得点を挙げているが、失点も同数の12と少なくない。もともと堅守が拠り所のチームにしてみれば、いわば緊急事態だった。そこで指揮官が“1日講師”に招いた人物がいる。元日本代表CBの秋田豊氏だ。本田監督は「あそこで受けた刺激がけっこう大きかったんじゃないかな」と振り返る。

【総体決勝PHOTO】流経大柏が9年ぶり2度目の優勝! 2年生MF熊澤が決勝弾
 
 インターハイ予選が終わった7月上旬のこと。秋田氏はどんなポイントをレクチャーしたのだろうか。今大会で2年生CBの関川郁万とともに鉄壁のセンターを構成した3年生CB、瀬戸山俊が教えてくれた。
 
「もちろんディフェンスの話なんですけど、ヘディングのところが本当に参考になりました。ヘディングは眉間でするものだと。秋田さんに見本もやってもらって、ああこういうことなんだと驚かされた。ヘディングはみんな額でやってる感じだったんですが、実際に眉間でやってみたら、よく飛ぶんです。下を向いてやるから、上にふかすこともない」
 
 さらに、ペナルティーエリア内での対応についても“極意”を授かったという。
 
「切り返しがある、万が一があると想定して、簡単に足を出しちゃいけないと。1日だけだったんですが、すごく学ばせてもらいました」
【関連記事】
【総体】流経大柏の名将、本田裕一郎がぽつりとつぶやいた「日本一はまだ6回。情けないですよ」
【総体】なぜ流経大柏は夏を獲れたのか? “小さな巨人”が明かす「戴冠劇の舞台裏」
【総体】流経大柏が9年ぶり2回目の優勝! 2年生MF熊澤和希が決勝ゴール!!
【総体】市船が衝撃の敗戦を喫したワケ。前回覇者を敗退に追い込んだ日大藤沢の戦略と敗者の弁
【総体】関川郁万がまたしても衝撃弾! 本気で狙うのは「初の日本一とCBでの得点王」

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト なでしこJに続け!
    4月10日発売
    U-23日本代表
    パリ五輪最終予選
    展望&ガイド
    熾烈なバトルを総力特集
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト 世界各国の超逸材を紹介!
    4月18日発売
    母国をさらなる高みに導く
    「新・黄金世代」大研究
    列強国も中小国も
    世界の才能を徹底網羅!!
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 高校サッカーダイジェストVo.40
    1月12日発売
    第102回全国高校選手権
    決戦速報号
    青森山田が4度目V
    全47試合を完全レポート
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ