「ついこの間のことを思えば考えられない」。
まさに守りの勝利だった。決勝までのインターハイ5試合で、失点はわずかに1。初の単独優勝を飾った流経大柏の本田裕一郎監督は、「ついこの間のことを思えば考えられない。試合を重ねるごとに良くなったね」と、強度を高めたチームディフェンスを称えた。
今季のプリンスリーグ関東では7試合を戦って12得点を挙げているが、失点も同数の12と少なくない。もともと堅守が拠り所のチームにしてみれば、いわば緊急事態だった。そこで指揮官が“1日講師”に招いた人物がいる。元日本代表CBの秋田豊氏だ。本田監督は「あそこで受けた刺激がけっこう大きかったんじゃないかな」と振り返る。
【総体決勝PHOTO】流経大柏が9年ぶり2度目の優勝! 2年生MF熊澤が決勝弾
インターハイ予選が終わった7月上旬のこと。秋田氏はどんなポイントをレクチャーしたのだろうか。今大会で2年生CBの関川郁万とともに鉄壁のセンターを構成した3年生CB、瀬戸山俊が教えてくれた。
「もちろんディフェンスの話なんですけど、ヘディングのところが本当に参考になりました。ヘディングは眉間でするものだと。秋田さんに見本もやってもらって、ああこういうことなんだと驚かされた。ヘディングはみんな額でやってる感じだったんですが、実際に眉間でやってみたら、よく飛ぶんです。下を向いてやるから、上にふかすこともない」
さらに、ペナルティーエリア内での対応についても“極意”を授かったという。
「切り返しがある、万が一があると想定して、簡単に足を出しちゃいけないと。1日だけだったんですが、すごく学ばせてもらいました」
今季のプリンスリーグ関東では7試合を戦って12得点を挙げているが、失点も同数の12と少なくない。もともと堅守が拠り所のチームにしてみれば、いわば緊急事態だった。そこで指揮官が“1日講師”に招いた人物がいる。元日本代表CBの秋田豊氏だ。本田監督は「あそこで受けた刺激がけっこう大きかったんじゃないかな」と振り返る。
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インターハイ予選が終わった7月上旬のこと。秋田氏はどんなポイントをレクチャーしたのだろうか。今大会で2年生CBの関川郁万とともに鉄壁のセンターを構成した3年生CB、瀬戸山俊が教えてくれた。
「もちろんディフェンスの話なんですけど、ヘディングのところが本当に参考になりました。ヘディングは眉間でするものだと。秋田さんに見本もやってもらって、ああこういうことなんだと驚かされた。ヘディングはみんな額でやってる感じだったんですが、実際に眉間でやってみたら、よく飛ぶんです。下を向いてやるから、上にふかすこともない」
さらに、ペナルティーエリア内での対応についても“極意”を授かったという。
「切り返しがある、万が一があると想定して、簡単に足を出しちゃいけないと。1日だけだったんですが、すごく学ばせてもらいました」