ロッベンが指揮官の手を振り払う…激怒の理由は?

カテゴリ:ワールド

ワールドサッカーダイジェスト編集部

2017年03月21日

ピッチに入るサンチェスと荒々しくタッチを交わし…。

不満を露わにしてベンチに引き下がるロッベン。同僚がなだめても怒りは収まらなかった。(C)Getty Images

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 3月19日のブンデスリーガ25節でボルシアMGを1-0で辛くも下したバイエルン。この一戦で結果以上に話題を呼んだのが、アリエン・ロッベンの振る舞いだ。
 
 1点リードで迎えた85分、ロッベンはレナト・サンチェスとの交代を告げられる。33歳のベテランらしからぬ行動に出たのが、その直後だった。ピッチに入るサンチェスと荒々しくタッチを交わすと、握手を求めてきたカルロ・アンチェロッティ監督の手を振り払って、ベンチへと引き下がったのだ。
 
 その様子を見たフランク・リベリが冷やかしてベンチは笑いに包まれたものの、ロッベンだけは怒りが収まらないようだった。
 
 もっとも、交代が激怒した直接の原因ではない。怒りの導火線に火をつけたのは、78分のプレーだ。敵陣のペナルティーエリア手前でボールをキープしたロベルト・レバンドフスキの左隣で、ロッベンはパスを要求する。完全にフリーの状態だったが、レバンドフスキは強引にシュートを選択。パスが通っていれば間違いなく決定機だっただけに、ロッベンは両手を大きく広げて憤りを露わにした。
 
 そうした事情があったにせよ、公の場で交代に不満を示すのはフットボーラーとしてあるまじき行為。場合によっては処罰の対象にもなりえるが、アンチェロッティ監督はオランダ代表MFを擁護した。
 
「私も選手だったから、アリエン(ロッベン)の気持ちはよくわかる。交代させられるのは、いつだって気分が良くないものさ」
 
 ロッベンの怒りを買ってしまったレバンドフスキも、試合後にこう語って関係が良好であることを強調した。
 
「たしかにパスを選択することもできたけど、僕はシュートを決断した。アリエンはたしかにガッカリしていたけど、一瞬のことさ。もう何の問題もないよ」
 
 ロッベン本人は現時点で何もコメントしていないものの、監督や同僚の反応を見る限り、この騒動は一件落着したと言えそうだ。
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