「急ぎ過ぎず、メリハリを持って、もっとやりたい」。
オマーン戦から一夜明けた心境は、「反省するところはありますけど、親善試合とはいえ、まずは勝てたのはすごく大きかった。新しい選手もたくさん出て、良い効果が見られると思う」ということだ。
ただ、親善試合はあくまでも親善試合。それは清武自身も当然、理解しているし、「次の試合が一番大事なので。そこは忘れずに、切り替えてやらないといけない」と表情を引き締める。
オマーン戦の試合後、ヴァイッド・ハリルホジッチ監督は清武について「所属先での出場回数は多くないものの、信頼できることが分かりました」と評価した。4-0の完勝を収めた試合で、1得点・2アシストと決定的な仕事に絡んだ背番号13は、「ちょっとしたパスミスだったり、トラップミスが、自分も多かったし、チームとしてもボールを失うことが多かった。そこは集中してやらないといけない」と、一つひとつのプレー精度をさらに高めようと気を抜かない。
この日、清武は27回目の誕生日を迎えた。取材を受けている途中に突然、ハリルホジッチ監督が「メディアのみなさんから、キヨにプレゼントです」とケーキを持って登場するサプライズがあった。「昨日、(清武には)プレゼントを渡しました。今度は私にプレゼントをくれる番ですね」とジョークを飛ばす指揮官に、清武は笑顔で「メルシー」と返した。
和やかな雰囲気に包まれたが、清武は自身が言うように、すでにサウジとの大一番に向けて気持ちを集中させている。
警戒するのは、サウジの決定力だ。
「(オマーン戦は)ちょっとした攻撃のズレで、カウンターをくらったり、シュートまで行かれるシーンがあった。そういうのをなくさないと。サウジはもっと強いし、中東の国は“仕留めてくる”ので」
一方、攻撃に関しては“強弱”を重視する。
「遅攻と速攻を考えながら、急ぎ過ぎず、メリハリを持って、もっとやりたい。速攻でカウンターがハマる時にはハマるし、もう少し遅らせよう、という時間帯もある」
オマーン戦で誰もが納得する結果を出した清武が、サウジ戦でも司令塔として、重要な働きを見せてくれそうだ。
取材・文:広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)
【日本 4-0 オマーン|PHOTOギャラリー】大迫や小林祐が結果を残すなど実り多きテストゲームに
ただ、親善試合はあくまでも親善試合。それは清武自身も当然、理解しているし、「次の試合が一番大事なので。そこは忘れずに、切り替えてやらないといけない」と表情を引き締める。
オマーン戦の試合後、ヴァイッド・ハリルホジッチ監督は清武について「所属先での出場回数は多くないものの、信頼できることが分かりました」と評価した。4-0の完勝を収めた試合で、1得点・2アシストと決定的な仕事に絡んだ背番号13は、「ちょっとしたパスミスだったり、トラップミスが、自分も多かったし、チームとしてもボールを失うことが多かった。そこは集中してやらないといけない」と、一つひとつのプレー精度をさらに高めようと気を抜かない。
この日、清武は27回目の誕生日を迎えた。取材を受けている途中に突然、ハリルホジッチ監督が「メディアのみなさんから、キヨにプレゼントです」とケーキを持って登場するサプライズがあった。「昨日、(清武には)プレゼントを渡しました。今度は私にプレゼントをくれる番ですね」とジョークを飛ばす指揮官に、清武は笑顔で「メルシー」と返した。
和やかな雰囲気に包まれたが、清武は自身が言うように、すでにサウジとの大一番に向けて気持ちを集中させている。
警戒するのは、サウジの決定力だ。
「(オマーン戦は)ちょっとした攻撃のズレで、カウンターをくらったり、シュートまで行かれるシーンがあった。そういうのをなくさないと。サウジはもっと強いし、中東の国は“仕留めてくる”ので」
一方、攻撃に関しては“強弱”を重視する。
「遅攻と速攻を考えながら、急ぎ過ぎず、メリハリを持って、もっとやりたい。速攻でカウンターがハマる時にはハマるし、もう少し遅らせよう、という時間帯もある」
オマーン戦で誰もが納得する結果を出した清武が、サウジ戦でも司令塔として、重要な働きを見せてくれそうだ。
取材・文:広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)
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11月10日発売号は原口元気選手の巻頭インタビューに加えて、本誌恒例の「“最新”移籍相関図」をお届けします。これを読めばストーブリーグの見どころが丸わかり! またクラブダイジェストはJ2の松本山雅です。