逆転弾は鮮やかなクライフターンから。

初出場ながらウェールズの快進撃に陰りは見えず、いよいよベスト4という領域にまで到達した。プレミアリーグのレスターを彷彿とさせる躍進はどこまで続くのだろうか。 (C) Getty Images

警告:ウェ=デイビス(5分)、チェスター(16分)、ガンター(24分)、ラムジー(75分) ベ=フェライニ(59分)、アルデルワイレルド(85分) (C) SOCCER DIGEST
7月1日(現地時間)、EURO2016の準々決勝のウェールズ対ベルギーが行なわれ、ウェールズが3-1で勝利した。
大粒の雨が降りしきるなか始まった試合は、立ち上がりからベルギーがボールを保持して果敢に敵陣に攻め入った。
7分、左サイドに開いたルカクのクロスからボックス内でフリーとなったカラスコがシュートを放つも相手GKヘネシーに弾かれ、さらにこぼれ球をムニエが詰めるがゴール前でN・テイラーにブロックされてしまう。
序盤のチャンスを逃したものの立ち上がりから攻勢に出るベルギーは、ウェールズ守備陣を自陣に釘付けにし、13分に均衡を破る。
左サイドのアザールからのパスをミドルレンジで待っていたナインゴランが直接シュートを放つと、ライナー性の強烈なボールがゴール左上へと突き刺さった。
先手を取って落ち着いたベルギーは、前線からのプレッシャーに行くことを止め、自陣に人数を掛けて守備的な振る舞いを見せる。
すると、守勢に回っていたウェールズもリズムと取戻し、25分には右サイドから敵陣深くに侵入したラムジーからのクロスにN・テイラーが合わせるも、これは相手守護神のクルトワに弾かれてしまった。
しかし、この攻撃で完全にペースを掴んだウェールズはセットプレーから同点弾を決める。
31分、ラムジーのCKにA・ウィリアムズがヘディングで合わせてネットを揺らしたのだ。
同点としたウェールズは大会初出場を飾ったデナイエル、J・ルカクのいるベルギーの左サイドを執拗に攻めてペースを握ったまま、前半を折り返す。
押し込まれたベルギーは後半開始とともにカラスコに代えてフェライニを投入。布陣を4-1-4-1に変更してチャンスを創出する。50分にデ・ブルイネ、51分にアザールと立て続けにカットインからのミドルシュートを狙うもいずれも枠には飛ばなかった。
再びペースを握られたウェールズだったが、前掛かりになる相手の一瞬の隙を突いてスコアを動かす。
55分、右サイドで抜け出したラムジーからのクロスボールをボックス内で受けたロブソン=カヌーが、クライフターンでマーカーのムニエを鮮やかにかわして冷静に沈めたのだ。
逆転に成功したウェールズは徐々に守備重視の戦いにシフトしていき、追い上げるベルギーに対して、人数をかけた集中した守りで対応した。
相手の堅守に効果的な崩しの形を見出せないベルギーは、75分過ぎからフェライニを最前線に上げ、FWのバチュアイを投入するパワープレーで勝負に出る。
しかし、ベルギーがベイル、ラムジーまでもが守備に参加する人海戦術を取ったウェールズの堅牢は崩せずにいると試合を決定付ける一撃が生まれる。
86分、カウンターで右サイドを崩したガンターからのクロスを途中出場のヴォークスがヘディングで流し込み3点目が決まって、ベルギーは万事休すとなった。
結局、試合は3-1のまま終了し、ウェールズがベルギーを下して準決勝へと駒を進めた。
初出場でベスト4進出という驚くべき躍進を見せるウェールズには欧州制覇という偉業すらも見え始めたが果たしてどうなるか――。準決勝での相手はC・ロナウド要するポルトガルだ。
大粒の雨が降りしきるなか始まった試合は、立ち上がりからベルギーがボールを保持して果敢に敵陣に攻め入った。
7分、左サイドに開いたルカクのクロスからボックス内でフリーとなったカラスコがシュートを放つも相手GKヘネシーに弾かれ、さらにこぼれ球をムニエが詰めるがゴール前でN・テイラーにブロックされてしまう。
序盤のチャンスを逃したものの立ち上がりから攻勢に出るベルギーは、ウェールズ守備陣を自陣に釘付けにし、13分に均衡を破る。
左サイドのアザールからのパスをミドルレンジで待っていたナインゴランが直接シュートを放つと、ライナー性の強烈なボールがゴール左上へと突き刺さった。
先手を取って落ち着いたベルギーは、前線からのプレッシャーに行くことを止め、自陣に人数を掛けて守備的な振る舞いを見せる。
すると、守勢に回っていたウェールズもリズムと取戻し、25分には右サイドから敵陣深くに侵入したラムジーからのクロスにN・テイラーが合わせるも、これは相手守護神のクルトワに弾かれてしまった。
しかし、この攻撃で完全にペースを掴んだウェールズはセットプレーから同点弾を決める。
31分、ラムジーのCKにA・ウィリアムズがヘディングで合わせてネットを揺らしたのだ。
同点としたウェールズは大会初出場を飾ったデナイエル、J・ルカクのいるベルギーの左サイドを執拗に攻めてペースを握ったまま、前半を折り返す。
押し込まれたベルギーは後半開始とともにカラスコに代えてフェライニを投入。布陣を4-1-4-1に変更してチャンスを創出する。50分にデ・ブルイネ、51分にアザールと立て続けにカットインからのミドルシュートを狙うもいずれも枠には飛ばなかった。
再びペースを握られたウェールズだったが、前掛かりになる相手の一瞬の隙を突いてスコアを動かす。
55分、右サイドで抜け出したラムジーからのクロスボールをボックス内で受けたロブソン=カヌーが、クライフターンでマーカーのムニエを鮮やかにかわして冷静に沈めたのだ。
逆転に成功したウェールズは徐々に守備重視の戦いにシフトしていき、追い上げるベルギーに対して、人数をかけた集中した守りで対応した。
相手の堅守に効果的な崩しの形を見出せないベルギーは、75分過ぎからフェライニを最前線に上げ、FWのバチュアイを投入するパワープレーで勝負に出る。
しかし、ベルギーがベイル、ラムジーまでもが守備に参加する人海戦術を取ったウェールズの堅牢は崩せずにいると試合を決定付ける一撃が生まれる。
86分、カウンターで右サイドを崩したガンターからのクロスを途中出場のヴォークスがヘディングで流し込み3点目が決まって、ベルギーは万事休すとなった。
結局、試合は3-1のまま終了し、ウェールズがベルギーを下して準決勝へと駒を進めた。
初出場でベスト4進出という驚くべき躍進を見せるウェールズには欧州制覇という偉業すらも見え始めたが果たしてどうなるか――。準決勝での相手はC・ロナウド要するポルトガルだ。