J１リーグ第２ステージも残すところ、あと５節。ステージ優勝争いはもとより、年間勝点に左右されるプレーオフ進出・残留争いも注目されるところだ。シーズンもクライマックスを迎え、各チームはラスト５試合をいかに戦うのか。担当記者がポイントごとに探る。
 
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ポイント１）現時点の目標と、目標到達に必要な勝点は？
J１年間優勝、チャンピオンシップ制覇／９（３勝０分け２敗ペース）
 
　勝点年間１位を狙うならば、あと３勝（勝点９）がノルマになるか。ただし、浦和は第１ステージを獲っているアドバンテージがあり、なにより、いかにしてチャンピオンシップにチーム状態をピークに持っていくかが大切だ。
 
ポイント２）ラスト５試合に向けて現状の強み、好材料は？
 
　移籍後15試合目で初ゴールを決めた高木俊幸が、鹿島戦でも貴重な同点ゴールを奪った。昨季や一昨年のような、レギュラー固定化による弊害は今のところ見られず、前線は熾烈なポジション争いが続いているのは好材料だ。
 
　梅崎も「刺激しあいながら成長できる環境が続いている」と語っている。また、３バックの３人も不動であるが、誰かを欠いた際には４バックで対応する新たなオプションを手に入れたのも心強い（その布陣で、清水、鹿島に２連勝中）。
 
ポイント３）累積警告や怪我人などの懸念材料は？
 
　シーズン序盤に靭帯損傷で戦線離脱した石原が、負荷を掛けたランニングができるまでに回復した。もちろん無理は禁物だが、もしかすると“クライマックス”では復帰も!? 　昨季の興梠のように、主力を欠いた後に急失速するパターンにハマることだけはなんとしても避けたい。