【試合内容】
　退場者を出した新潟が粘り強く守り、１-１のドローに持ち込んだ。横浜のリーグ戦の連勝は４で止まった。
 
　前半ロスタイム、加藤のFKを大井がヘッドで合わせ、ホームの新潟が先制に成功する。しかし59分に加藤が２枚目の警告を受けて退場に。その後は数的優位の横浜に一方的に押し込まれた。
 
　64分、アデミウソンの豪快なミドルシュートが決まり、１-１の同点に。その後も中村のクロスバー直撃のFKなど、横浜の一方的な展開となる。
 
　結局、残留争いから抜け出したかった新潟、上位進出を狙った横浜、両チームともに勝点１を獲得し、痛み分けに終わった。

【順位表】第２ステージ・10節終了時

【J１ PHOTOハイライト】２ndステージ・10節
 
【チーム採点・寸評】
新潟　６
前半にコルテースが負傷し、後半に加藤が退場……。難しい対応が求められた柳下監督は、素早い対応で穴を作らなかった。１点のリードを守り切れなかったとはいえ、勝点１を獲得できたことは決して悪い結果ではない。
 
横浜　5.5
アデミウソンのファインゴールと中村の直接FK以外に決定機と呼べるチャンスはなかった。全体の出来は悪くなかったものの、新潟の粘り強い守備に手を焼いた。最後は９人になった相手にシュート７本は物足りない。
 
【新潟｜採点・寸評】
GK
21 守田 達弥　６
相手が得意とするセットプレーに落ち着いて対応。ただし危険なスローがあった。
 
DF
24 川口 尚紀　６
対面の齋藤を抑える仕事はまずまずの出来。後半は押し込まれたがなんとか我慢した。
 
4 舞行龍ジェームズ　６
伊藤に手を焼きながらも最後のところで持ちこたえた。大井とともに高めのライン設定を維持。
 
3 大井 健太郎　6.5
ヘディングで貴重な先制ゴールをもたらしただけでなく、守備面でもクロス対応がパーフェクトだった。
 
7 コルテース　5.5
アグレッシブな攻撃参加を見せていただけに、前半途中での負傷交代は無念だった。
 
MF
6 小林 裕紀　5.5
ミドルゾーンの守備は悪くなかったものの、失点時だけは相手への寄せが甘かった。
 
8 レオ・シルバ　５
警告を受けた後も球際での強さを発揮するのはさすがとはいえ、２枚目のイエローは不要だった。
 
23 山本 康裕　５．５
相手の間でボールを受けてターンからシュートを放ったが、枠を捉え切れなかった。
 
13 加藤 大　５
FKから先制点をアシストしたが、後半に軽率なプレーで退場に追いやられたのは大きなマイナス材料。
 
FW
11 指宿 洋史　６
フィジカルを生かしたプレーは迫力満点。得点は奪えなかったが、ゴールの匂いを感じさせた。
 
9 山崎 亮平　5.5
指宿の周囲を衛星のように動き回ってチャンスメーク。退場者が出たことでの交代は致し方ない。
 
[交代出場]
DF
5 前野 貴徳　６
コルテースの負傷交代で緊急出場。守備に軸足を置いた慎重なプレーを見せた。
 
MF
37 端山 豪　5.5
特別指定選手ながらリーグ戦デビューを飾る。特長は出せなかったものの、穴も空けなかった。
 
18 成岡 翔　６
小林に代わってボランチに入る。数的不利の状況で守りを優先せざるをえなかった。
 
監督
柳下 正明　6.5
負傷や退場といったアクシデントに見舞われたが、その後の対応は迅速かつ的確なものだった。