新たな攻撃の形ができつつあるなかでの価値ある勝利。
【試合内容】
G大阪が第2ステージ8試合目にして初の完封勝利を収めた。
ホームチームは前節・FC東京戦で守備の緩みから敗戦したが、この日は立ち上がりから前線も連動したディフェンスを披露。31分にはGK東口のスローから、遠藤→倉田→宇佐美と素早くつなぎ、最後はパトリックが先制ゴールを奪った。
後半はボールの失い方が悪く、押し込まれる時間もあったものの、しっかりとエリア内を固めて守り切ってみせた。敗れた清水は攻撃陣が不発に終わった。
【J1 PHOTOTハイライト】2ndステージ・8節
【チーム採点・寸評】
G大阪 6.5
三冠を達成した昨季のような粘り強い守備が戻った。4-2-3-1の布陣で、攻撃面では宇佐美のいる左サイドを中心にパスをつなぐ場面も増加。速攻だけに頼らない攻撃の形も見え始めてきた。
清水 5
失点はオフサイドトラップのかけ損ないというもったいない形から。しかしその後は必死の守備を見せ、良い位置でボールを奪う場面も多かったが、クロス、シュートといったフィニッシュの質が低く、最後までゴールは遠かった。
【G大阪|採点・寸評】
GK
1 東口順昭 6.5
すべてのシュートをこぼすことなく、二次攻撃を一切許さず。気の利いたスローで先制点の起点となった。
DF
4 藤春廣輝 5.5
守備意識が高く、サイドでの守備に専念。しかし持ち味の攻撃力を存分に発揮できず。オーバーラップが少なかったのは残念だった。
5 丹羽大輝 6
最後までDF陣を統率してみせた。クロス対応などにもミスはなく、クリーンシートに貢献した。
6 金 正也 6
相手のクロス攻撃に対して、盤石のディフェンスを披露し、ゴール前でやらせなかった。
14 米倉恒貴 6
ハードな当たりで指揮官の求めるアグレッシブな守備を体現。機を見た攻撃参加も効果的だった。
MF
7 遠藤保仁 6
安定したボールさばきや、高い位置まで上がってのチャンスメイクで存在感を発揮していた。
11 倉田 秋 6
広範囲を動いて効果的なタメを作り、パスワークの中心的役割を担う。トップ下として及第点のパフォーマンス。
19 大森晃太郎 5.5
サイドでの献身的な守備は合格点。あとは攻撃面でゴールに絡む仕事が欲しかった。
15 今野泰幸 5.5
中盤の低い位置で、フィルター役として何度もボールを奪取。ただ攻撃への関与はやや少なかった印象。
39 宇佐美貴史 6
左サイドから好機を演出し、アシストもマーク。守備も献身的で、決定機を決めていれば文句なしだった。
FW
29 パトリック 6.5
苦手の1対1をしっかりと決め、値千金の決勝点。1トップとして身体を張り、チームを勝利へと導いた。
交代出場
MF
13 阿部浩之 6
裏への動き出しで攻撃を活性化。1点リードという状況を考えたボールキープなど賢いプレーも見せた。
MF
21 井手口陽介 -
88分に宇佐美との交代でピッチに立つ。わずかな出場時間のなか、最低限の働きは示した。
FW
9 リンス -
ロスタイムに投入され、見せ場はほとんど作れなかったが、クローザー役をまっとうした。
監督
長谷川健太 6
チームに守備意識を取り戻させ、完封勝利。前線の選手だけに頼らない新たな攻撃の形を作り出せてきているのは好材料だ。
G大阪が第2ステージ8試合目にして初の完封勝利を収めた。
ホームチームは前節・FC東京戦で守備の緩みから敗戦したが、この日は立ち上がりから前線も連動したディフェンスを披露。31分にはGK東口のスローから、遠藤→倉田→宇佐美と素早くつなぎ、最後はパトリックが先制ゴールを奪った。
後半はボールの失い方が悪く、押し込まれる時間もあったものの、しっかりとエリア内を固めて守り切ってみせた。敗れた清水は攻撃陣が不発に終わった。
【J1 PHOTOTハイライト】2ndステージ・8節
【チーム採点・寸評】
G大阪 6.5
三冠を達成した昨季のような粘り強い守備が戻った。4-2-3-1の布陣で、攻撃面では宇佐美のいる左サイドを中心にパスをつなぐ場面も増加。速攻だけに頼らない攻撃の形も見え始めてきた。
清水 5
失点はオフサイドトラップのかけ損ないというもったいない形から。しかしその後は必死の守備を見せ、良い位置でボールを奪う場面も多かったが、クロス、シュートといったフィニッシュの質が低く、最後までゴールは遠かった。
【G大阪|採点・寸評】
GK
1 東口順昭 6.5
すべてのシュートをこぼすことなく、二次攻撃を一切許さず。気の利いたスローで先制点の起点となった。
DF
4 藤春廣輝 5.5
守備意識が高く、サイドでの守備に専念。しかし持ち味の攻撃力を存分に発揮できず。オーバーラップが少なかったのは残念だった。
5 丹羽大輝 6
最後までDF陣を統率してみせた。クロス対応などにもミスはなく、クリーンシートに貢献した。
6 金 正也 6
相手のクロス攻撃に対して、盤石のディフェンスを披露し、ゴール前でやらせなかった。
14 米倉恒貴 6
ハードな当たりで指揮官の求めるアグレッシブな守備を体現。機を見た攻撃参加も効果的だった。
MF
7 遠藤保仁 6
安定したボールさばきや、高い位置まで上がってのチャンスメイクで存在感を発揮していた。
11 倉田 秋 6
広範囲を動いて効果的なタメを作り、パスワークの中心的役割を担う。トップ下として及第点のパフォーマンス。
19 大森晃太郎 5.5
サイドでの献身的な守備は合格点。あとは攻撃面でゴールに絡む仕事が欲しかった。
15 今野泰幸 5.5
中盤の低い位置で、フィルター役として何度もボールを奪取。ただ攻撃への関与はやや少なかった印象。
39 宇佐美貴史 6
左サイドから好機を演出し、アシストもマーク。守備も献身的で、決定機を決めていれば文句なしだった。
FW
29 パトリック 6.5
苦手の1対1をしっかりと決め、値千金の決勝点。1トップとして身体を張り、チームを勝利へと導いた。
交代出場
MF
13 阿部浩之 6
裏への動き出しで攻撃を活性化。1点リードという状況を考えたボールキープなど賢いプレーも見せた。
MF
21 井手口陽介 -
88分に宇佐美との交代でピッチに立つ。わずかな出場時間のなか、最低限の働きは示した。
FW
9 リンス -
ロスタイムに投入され、見せ場はほとんど作れなかったが、クローザー役をまっとうした。
監督
長谷川健太 6
チームに守備意識を取り戻させ、完封勝利。前線の選手だけに頼らない新たな攻撃の形を作り出せてきているのは好材料だ。

巧みにオフサイドトラップをかいくぐり、GKとの1対1を落ち着いて制し決勝点を決めたパトリック。第2ステージに入ってからは8試合で5ゴールと好調をキープする。写真:小倉直樹(サッカーダイジェスト写真部)