24分に相馬が一発退場。神戸はゲームプランが狂う。
【試合内容】
“関西ダービー”は序盤、神戸が主導権を握る。ホームでの約3か月ぶりの勝利、そして13年5月以来勝てていないG大阪から勝星を奪おうと、攻勢をかけた。
しかし、一瞬の隙を突かれ、12分に遠藤にミドルを決められ先制を許す。そして24分にはルーズボールを奪おうとした相馬のスライディングが危険なタックルと見なされ、一発退場に。それでも諦めない神戸はシステムを4-4-1に変え、前半終了間際にはCKから増川が決めて同点に追い付いた。
後半は守る神戸、攻めるG大阪の展開が続くが、均衡を破ったのは過去9試合で11ゴールと“神戸キラー”の異名を持つ宇佐美だった。ゴール前で遠藤のヒールパスを受けた宇佐美は華麗なシュートを叩き込み、勝ち越し点を奪った。
ゲームはそのまま終了。第2ステージ、2勝1分と好調だった神戸は初黒星。一方、G大阪は4試合ぶりの勝利となった。
【J1 PHOTOハイライト】2ndステージ・4節
【チーム採点・寸評】
神戸 6
「良いゲームの入り方ができた」(ネルシーニョ監督)と、序盤から多くのチャンスを作った。しかし、失点と相馬の退場で、ゲームプランが崩れ劣勢に。それでも最後まで戦い続け、一時は同点に追い付いた点は評価できる。
G大阪 6.5
序盤の神戸の猛攻をいなし、遠藤のゴールで先制。同点に追い付かれた後は10人となった相手に手こずったが、焦らずに攻め続け、中2日という厳しい日程のなか、勝点3をもぎとった。
【神戸|採点&寸評】
GK
22 山本海人 5.5
遠藤のミドルは目測を誤ったか止め切れず。後半には宇佐美の華麗な一撃で2点目を奪われた。ただ、失点以外では好セーブを見せており、そのパフォーマンスを責めることはできない。
DF
5 岩波拓也 6
序盤から激しいディフェンスでG大阪攻撃陣の進攻を食い止めた。相馬退場後は4バックで増川とCBを組みプレー。前線へのフィードを何度も狙い、数的不利なチームを後方から支えた。
14 増川隆洋 6
宇佐美の俊敏性、リンスのスピードに手こずる場面はあったが、泥臭く対応し続けた。苦しい状況のなか、前半終了間際にはCKから同点ゴールをマーク。周囲を鼓舞した。
8 高橋祥平 5.5
遠藤にミドルを決められたシーンでは、距離を縮め切れずに余裕を持って打たせてしまった。相馬退場後は4バックの左SBとしてタイミングの良いオーバーラップを見せたが、40分に安田と交代に。
MF
6 高橋峻希 6
序盤は何度も相手陣内に攻め込むなど、3試合連続ゴール中の好調さを感じさせた。数的不利になった後も粘り強い守備から、幾度も前線に顔を出した。前半に得意の右45度から狙ったミドルはバーの上に。
3 相馬祟人 5
左サイドから果敢に仕掛けてチャンスを作る。しかし、ルーズボールにチャレンジした際のタックルが危険なプレーと見なされ24分に退場。やや可哀想な判定だったが、チームに迷惑を掛けた。
16 チョン・ウヨン 5.5
ファウルすれすれのタイトなディフェンスで相手を苦しめ、CKから増川のゴールを演出。ただ、失点後にバタついたチームをいつもの的確な散らしで落ち着かせられなかったのは反省材料だ。
10 森岡亮太 5.5
3戦ぶりにボランチを務める。チームが攻勢に出た序盤は高い位置を保ち、攻撃陣を操った。その後は守備に追われる時間が増えたが、シャドーに移った試合終盤は再び存在感を高めた。
FW
18 マルキーニョス 5.5
高い守備意識で右サイドの高橋峻を助ける。ただ、センタリングが相手に阻まれるなど、プレーの精度はそこまで高くなく、大きな印象を残せずに57分に三原と交代となった。
11 レアンドロ 5.5
1トップでボールを収めようと奮闘するも、サポート不足で孤立。ペナルティエリア内でボールを受けた際にも、G大阪守備陣に囲まれ、まともにシュートを打てるチャンスはなかった。
19 渡邉千真 5.5
3戦ぶりに先発の座を勝ち獲る。身体の強さを活かして、左サイドでボールを受けたが、その後の展開でアイデアを欠いた。CKから増川の同点弾をアシストするもここまでの鬱憤を晴らせたかといえば……。
交代出場
DF
31 安田理大 6
相馬の退場を受けて、40分に高橋祥に代わり出場。最初は守備に専念したが、徐々にエンジンがかかり、相手陣内でのプレー増えた。簡単にはボールを失わないキープ力はさすがだった。
MF
24 三原雅俊 6
ボールハンターとして守備面で大きな働きを見せた。インターセプトから一気に相手ゴール前まで走り込むなど前への意識も高く、チームに推進力をもたらした。
FW
9 石津大介 -
プレー時間は10分少々も、右サイドからのカットインでシュートを2本放つ。特に試合終了間際の右足での一発は入ったかと思わせるほど、惜しい一撃だった。
監督
ネルシーニョ 6
前節までシャドーで良い動きをしていた森岡をボランチで起用した点はやや疑問が残る。しかし、相馬退場後に即座に4-4-1のシステムに変え、カウンター主体の攻撃にシフトさせるなど試合中の采配は見事だった。
“関西ダービー”は序盤、神戸が主導権を握る。ホームでの約3か月ぶりの勝利、そして13年5月以来勝てていないG大阪から勝星を奪おうと、攻勢をかけた。
しかし、一瞬の隙を突かれ、12分に遠藤にミドルを決められ先制を許す。そして24分にはルーズボールを奪おうとした相馬のスライディングが危険なタックルと見なされ、一発退場に。それでも諦めない神戸はシステムを4-4-1に変え、前半終了間際にはCKから増川が決めて同点に追い付いた。
後半は守る神戸、攻めるG大阪の展開が続くが、均衡を破ったのは過去9試合で11ゴールと“神戸キラー”の異名を持つ宇佐美だった。ゴール前で遠藤のヒールパスを受けた宇佐美は華麗なシュートを叩き込み、勝ち越し点を奪った。
ゲームはそのまま終了。第2ステージ、2勝1分と好調だった神戸は初黒星。一方、G大阪は4試合ぶりの勝利となった。
【J1 PHOTOハイライト】2ndステージ・4節
【チーム採点・寸評】
神戸 6
「良いゲームの入り方ができた」(ネルシーニョ監督)と、序盤から多くのチャンスを作った。しかし、失点と相馬の退場で、ゲームプランが崩れ劣勢に。それでも最後まで戦い続け、一時は同点に追い付いた点は評価できる。
G大阪 6.5
序盤の神戸の猛攻をいなし、遠藤のゴールで先制。同点に追い付かれた後は10人となった相手に手こずったが、焦らずに攻め続け、中2日という厳しい日程のなか、勝点3をもぎとった。
【神戸|採点&寸評】
GK
22 山本海人 5.5
遠藤のミドルは目測を誤ったか止め切れず。後半には宇佐美の華麗な一撃で2点目を奪われた。ただ、失点以外では好セーブを見せており、そのパフォーマンスを責めることはできない。
DF
5 岩波拓也 6
序盤から激しいディフェンスでG大阪攻撃陣の進攻を食い止めた。相馬退場後は4バックで増川とCBを組みプレー。前線へのフィードを何度も狙い、数的不利なチームを後方から支えた。
14 増川隆洋 6
宇佐美の俊敏性、リンスのスピードに手こずる場面はあったが、泥臭く対応し続けた。苦しい状況のなか、前半終了間際にはCKから同点ゴールをマーク。周囲を鼓舞した。
8 高橋祥平 5.5
遠藤にミドルを決められたシーンでは、距離を縮め切れずに余裕を持って打たせてしまった。相馬退場後は4バックの左SBとしてタイミングの良いオーバーラップを見せたが、40分に安田と交代に。
MF
6 高橋峻希 6
序盤は何度も相手陣内に攻め込むなど、3試合連続ゴール中の好調さを感じさせた。数的不利になった後も粘り強い守備から、幾度も前線に顔を出した。前半に得意の右45度から狙ったミドルはバーの上に。
3 相馬祟人 5
左サイドから果敢に仕掛けてチャンスを作る。しかし、ルーズボールにチャレンジした際のタックルが危険なプレーと見なされ24分に退場。やや可哀想な判定だったが、チームに迷惑を掛けた。
16 チョン・ウヨン 5.5
ファウルすれすれのタイトなディフェンスで相手を苦しめ、CKから増川のゴールを演出。ただ、失点後にバタついたチームをいつもの的確な散らしで落ち着かせられなかったのは反省材料だ。
10 森岡亮太 5.5
3戦ぶりにボランチを務める。チームが攻勢に出た序盤は高い位置を保ち、攻撃陣を操った。その後は守備に追われる時間が増えたが、シャドーに移った試合終盤は再び存在感を高めた。
FW
18 マルキーニョス 5.5
高い守備意識で右サイドの高橋峻を助ける。ただ、センタリングが相手に阻まれるなど、プレーの精度はそこまで高くなく、大きな印象を残せずに57分に三原と交代となった。
11 レアンドロ 5.5
1トップでボールを収めようと奮闘するも、サポート不足で孤立。ペナルティエリア内でボールを受けた際にも、G大阪守備陣に囲まれ、まともにシュートを打てるチャンスはなかった。
19 渡邉千真 5.5
3戦ぶりに先発の座を勝ち獲る。身体の強さを活かして、左サイドでボールを受けたが、その後の展開でアイデアを欠いた。CKから増川の同点弾をアシストするもここまでの鬱憤を晴らせたかといえば……。
交代出場
DF
31 安田理大 6
相馬の退場を受けて、40分に高橋祥に代わり出場。最初は守備に専念したが、徐々にエンジンがかかり、相手陣内でのプレー増えた。簡単にはボールを失わないキープ力はさすがだった。
MF
24 三原雅俊 6
ボールハンターとして守備面で大きな働きを見せた。インターセプトから一気に相手ゴール前まで走り込むなど前への意識も高く、チームに推進力をもたらした。
FW
9 石津大介 -
プレー時間は10分少々も、右サイドからのカットインでシュートを2本放つ。特に試合終了間際の右足での一発は入ったかと思わせるほど、惜しい一撃だった。
監督
ネルシーニョ 6
前節までシャドーで良い動きをしていた森岡をボランチで起用した点はやや疑問が残る。しかし、相馬退場後に即座に4-4-1のシステムに変え、カウンター主体の攻撃にシフトさせるなど試合中の采配は見事だった。