J１リーグ２ndステージ・２節
FC東京-アルビレックス新潟
７月15日（水）／19:00／味の素スタジアム
 
FC東京
２ndステージ成績（１節終了時）：17位　勝点０　０勝０分１敗　０得点・２失点
年間成績（18試合終了時）：４位　勝点35　11勝２分５敗　24得点・20失点
 
【最新チーム事情】
●川崎戦後に米本が脱水症状に近い状態に。新潟戦に欠場する可能性も。
●米本が欠場の場合は、２ボランチの４-４-２が濃厚。
●守備の理解度を考えると新外国人選手（N・バーンズとサンダサ）が先発出場するまで時間を要しそう。第１ステージから大きなメンバー変更はない。
 
【担当記者の視点】
　左SBの太田が「正直、なにもできなかった」と言うように、川崎との多摩川クラシコは０-２と完敗。決定機はゼロと武藤が抜けたダメージはやはり大きく、攻撃面の改善が早急に求められる。
 
　最大の見どころは、アテネ世代の石川と前田の２トップがどうチャンスを作るか。個々のコンディションは決して悪くないので、鍵は中盤や両SBとのコンビネーションになるだろう。例えば、太田のクロスに前田が、東の気の利いたスルーパスに石川が上手く合わせられれば攻撃の幅は広がるはずだ。
 
　とにかく重要なのは結果。ここで新潟に敗れると、「武藤なしではきついのか」とネガティブキャンペーンが展開される恐れもある。第２ステージでのホーム初戦では持ち前のプレッシングで主導権を握り、今後につながる勝利を手にしたい。

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アルビレックス新潟
2ndステージ成績（１節終了時）：12位　勝点０　０勝０分１敗　２得点・３失点
年間成績（18試合終了時）：17位　勝点14　３勝５分10敗　22得点・36失点
 
【最新チーム事情】
●前節の『まさか』の逆転負けを悲観する選手は皆無！
●『魔の５分』のみの映像を確認し、修正を図る。
●R・シルバと田中は筋肉系の故障で別メニュー調整。
●２試合連続ゴールの指宿、リーグ初ゴールの小泉が好調を維持。
 
【担当記者の視点】
　第２ステージ開幕の鹿島戦は、残り３分で２失点し、逆転負けというショッキングな結末となった。年間順位で降格圏にいるだけに、大きなダメージが残りかねないところだった。
 
　しかし、FC東京戦に向けて、選手たちは切り替えができている。前からプレスを掛け、インターセプトを狙う戦いが鹿島戦でハマり、しっかりと機能したからだ。
 
　柳下監督も、方向性の正しさを確信する。鹿島戦の翌日には、後半アディショナルタイムの５分間のみを編集した映像を全選手に配布した。見直すことで球際やポジショニングの再確認をうながしている。
 
　筋肉系の負傷のため、R・シルバと田中は別メニュー中だが、鹿島戦は指宿が２試合連続ゴール、小泉がリーグ初ゴールと、得点力は改善されつつある。ふたりとも「次こそ勝利につながるゴール、仕事を」と、意気込みを語った。