J１リーグ ２ndステージ・１節
柏レイソル – サガン鳥栖
７月11日（土）／19:00／日立柏サッカー場
 
 
柏レイソル
１stステージ成績：14位　勝点18　４勝６分７敗　22得点・25失点
 
【最新チーム事情】
●第１ステージ終了後にレアンドロが神戸へ移籍し、今井が大宮から新加入。
●中断期間の２週間で攻守の課題を徹底的に修正。
●CB近藤が満を持してスタメンに復帰予定。
●東アジアカップの予備登録メンバーに大谷、山中が選出。
 
【担当記者の視点】
　中断期間の２週間で、第１ステージでは過密日程の影響で思うように取り組めなかった戦術面の修正・整理に着手。攻守両面で「非常に良い練習を積むことができた」（栗澤）と手応えを掴んだ様子だ。
 
　チームの攻撃を牽引してきたレアンドロの神戸移籍は痛手だが、昨年の田中順也の突然の海外移籍とは異なり、事前に準備ができていたため、工藤、武富、クリスティアーノの新しいユニットで中断期間中に連係面を深められたのは大きい。また、ポゼッションだけでなく、攻撃の課題でもあった縦へ速さも突き詰めてきた。攻撃オプションは明らかに広がっている。
 
　守備面では第１ステージで25失点を喫した要因を徹底的に洗い出し、こちらも課題の修正に努めてきた。また、戦列復帰したCB近藤が第２ステージ開幕戦ではおそらくスタメンに復帰する見込みである。
 
　スタートダッシュをするためには、引いた相手に対する攻撃の崩し、クロスボールやセットプレー時の守備の脆さなど、第１ステージの課題がどこまで克服できているかがポイントになるだろう。
 
【J１展望】全９試合の予想布陣、最新情報をチェック！
 
サガン鳥栖
１stステージ成績：11位　勝点20　５勝５分７敗　22得点・32失点
 
【最新チーム事情】                 
●指揮官は守備に復調の手応えを掴む。
●攻撃陣は比較的好調をキープ。
●豊田を中心に、いかに少ないチャンスを決め切れるかが鍵。
 
【担当記者の視点】
　このところ守備の崩壊が目立っていたが、第２ステージ開幕までの間に「随分良いところまで戻ってきた」と森下監督は復調の手応えを感じている。「メンタル部分が戻ってきたので、あとは結果を出すだけ」と強い気持ちで初戦に臨む。
 
　一方、連敗中でも攻撃力にはそれほど翳りが見られなかった。エースの豊田を中心とした攻撃スタイルは変わらず、引き続いてのポイントは、いかに少ないチャンスを決め切れるか。
 
「必ずやチャンピオンシップ争いに絡む」と森下監督の目標は揺るがない。第２ステージの開幕戦で、スタートダッシュを切りたいところだ。