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「最低最悪の90分!」ヨルダンに完敗で決勝進出を逃した韓国代表の“クリンスマン采配”に母国メディアが怒り爆発!「戦術も戦略も対策も皆無だ」【アジア杯】

カテゴリ:ワールド

サッカーダイジェストWeb編集部

2024年02月07日

「選手たちは疲労の限界に達していたのに…」

敗戦後、主将のソン・フンミンを抱き寄せるクリンスマン監督(奥)。韓国メディアからのバッシングは避けられないか。写真:梅月智史(サッカーダイジェスト写真部/現地特派)

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 64年越しの悲願成就は果たせなかった。現地2月6日、韓国代表はアジアカップ2023の準決勝でヨルダンと対戦。グループステージで2-2のドローを演じた両チームは、立ち上がりからがっぷり四つに組み、一進一退の攻防を続ける。だが、キム・ミンジェを出場停止で欠く韓国は最終ラインが不安定でチーム全体がピリッとしない。53分、66分と被弾して今大会初めて2点のリードを奪われると、反撃の糸口も掴めないまま完封負けを喫した。
【動画】韓国を奈落の底に突き落としたヨルダンの鮮烈2ゴール!

 リベンジを期した相手に返り討ちにされ、まさかの完敗劇。韓国メディア『SPOTV NEWS』は「戦術も戦略も対策も皆無だった。ユルゲン・クリンスマン体制の正体が暴かれた、最低最悪の90分間だった」と一刀両断する。

 さらに、「サウジアラビア戦、オーストラリア戦と2試合連続で延長戦を戦ったにも関わらず、指揮官はほとんど同じ先発メンバーを構成。選手たちは疲労の限界に達していた。前半に相手の激しいプレッシャーに晒されて体力を削られ、後半はもはやフラフラ。パスミスから先制され、2失点目も守備陣の連携ミスを突かれた結果だ。効果的な交代カードも切れず、ひたすら同じサッカーを繰り返すばかりだった」と断じた。
 
 そして「クリンスマン監督は就任当初から、『1-0の勝利よりも4-3の勝利が好きだ』と強調し、攻撃的なスタイルを追求してきた。だが、スタミナを使い果たした状況では何の役にも立たない。およそ一年を通して彼が築き上げてきた戦略と戦術が、どれほどのものかがヨルダン戦で露呈したのだ」と結論づけた。

 シュート数は8本対17本で、枠内シュートを1本も打てなかった韓国。文字通りの惨敗で、アジアカップ2023から姿を消した。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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