「ミスしてもいいんだよ。その後ちゃんとやれよ」
1月29日、鹿島アントラーズの宮崎キャンプを訪れた。とにかく印象的だったのが、ランコ・ポポヴィッチ監督の超パワフルな指導スタイルだ。
過去に大分、町田、FC東京、C大阪も率いた経験豊富な新指揮官は、選手たちをハイタッチで出迎えて始めた練習で、終始声を張り上げ、絶えず細かな指示を送った。ゲーム形式のメニューでは頻繁にプレーを止め、動きを入念に確認。いち早い攻守の切り替え、チャレンジする姿勢を徹底させた。
一方で、良いプレーをした際は褒めちぎる。「ブラボー」を連発し、時にボディータッチも交えて心からのグッドサインを送った。
絵に描いたように明朗なポポヴィッチ監督は、練習後の取材対応でも超パワフルだ。表情豊かに、激しいジェスチャー付きで自身の意図を明かした。
「皆さんが見てくれた通り、良い雰囲気で練習を進められています。それが第一。まあこの時期ですから、ミスがあることはノーマルです。ただ、そのミスにどういうアイデア、意図が詰まっているのかが大事。何も考えずにするミスには厳しく指摘します。アイデアはある、狙っているところは良いんだけど、そこに質が伴っていないミスには、『狙いは良いよ』って声を掛けるようにしています。今は共通理解を深めているところです」
「積極的にコミュニケーションを取るうえで、気を付けている点」を問われても、ポポヴィッチ監督が口にしたのは、ミスへの向き合い方だ。
「正直に、オープンにコミュニケーションを取ること。誰でもミスはあるし、意図的にミスをするわけじゃない。ミスをしたから悪い選手、悪い人間だってことはもちろんない。ミスをした後にどうカバーしていくのか、フォローしていくのかが一番大事であって、そういう話をしています。『そこでミスはいいんだ』『その後にトライしないことがミスなんだ』ってことも、口酸っぱく言っています。
だからそういった部分もしっかりピッチの中で見せてくれればと思いますし、そういう信頼関係が結ばれていったら、萎縮せずに、固くならずに、ミスを怖がらずにプレーすることに繋がると思います。選手には正直に、オープンに自分の考えていることを言って、『ミスしてもいいんだよ。その後ちゃんとやれよ』と。どうカバーするのかって話をしています」
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過去に大分、町田、FC東京、C大阪も率いた経験豊富な新指揮官は、選手たちをハイタッチで出迎えて始めた練習で、終始声を張り上げ、絶えず細かな指示を送った。ゲーム形式のメニューでは頻繁にプレーを止め、動きを入念に確認。いち早い攻守の切り替え、チャレンジする姿勢を徹底させた。
一方で、良いプレーをした際は褒めちぎる。「ブラボー」を連発し、時にボディータッチも交えて心からのグッドサインを送った。
絵に描いたように明朗なポポヴィッチ監督は、練習後の取材対応でも超パワフルだ。表情豊かに、激しいジェスチャー付きで自身の意図を明かした。
「皆さんが見てくれた通り、良い雰囲気で練習を進められています。それが第一。まあこの時期ですから、ミスがあることはノーマルです。ただ、そのミスにどういうアイデア、意図が詰まっているのかが大事。何も考えずにするミスには厳しく指摘します。アイデアはある、狙っているところは良いんだけど、そこに質が伴っていないミスには、『狙いは良いよ』って声を掛けるようにしています。今は共通理解を深めているところです」
「積極的にコミュニケーションを取るうえで、気を付けている点」を問われても、ポポヴィッチ監督が口にしたのは、ミスへの向き合い方だ。
「正直に、オープンにコミュニケーションを取ること。誰でもミスはあるし、意図的にミスをするわけじゃない。ミスをしたから悪い選手、悪い人間だってことはもちろんない。ミスをした後にどうカバーしていくのか、フォローしていくのかが一番大事であって、そういう話をしています。『そこでミスはいいんだ』『その後にトライしないことがミスなんだ』ってことも、口酸っぱく言っています。
だからそういった部分もしっかりピッチの中で見せてくれればと思いますし、そういう信頼関係が結ばれていったら、萎縮せずに、固くならずに、ミスを怖がらずにプレーすることに繋がると思います。選手には正直に、オープンに自分の考えていることを言って、『ミスしてもいいんだよ。その後ちゃんとやれよ』と。どうカバーするのかって話をしています」
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さらに、もう1つの大切なキーワードとして挙げたのは、悪しき習慣からの脱却だ。
「今まで付いていた悪い習慣を抜いていくところ。それを指摘することで、もっともっとレベルの高い、勝っていけるチームになっていく。悪い癖を見逃して、まあいいよって思ってしまったら、成長はないと思っています。だからこそ、その場で言ってあげること。『それは求めてないんだよ』『もっとこうした方がいいんだよ』と提示してあげることは、すごく大切です。
そうやってチームはもっともっと研ぎ澄まされ、より良い習慣を身に付けて、レベルアップ、強くなっていくことに繋がっていくわけですから。今までやってきた悪い癖を、その場でハッキリ指摘すること。そして『こういう風にしてほしい』とこちらの要求を提示することは、すごく大切にしています」
良いものは良い、駄目なものは駄目。そして、楽しむ時はとことん楽しめ――。最後に報道陣に向かって発した言葉からも、そんなメッセージが感じられた。
「天気も良いですし、みなさん楽しんでください!」
取材・文●有園僚真(サッカーダイジェストWeb編集部)
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「今まで付いていた悪い習慣を抜いていくところ。それを指摘することで、もっともっとレベルの高い、勝っていけるチームになっていく。悪い癖を見逃して、まあいいよって思ってしまったら、成長はないと思っています。だからこそ、その場で言ってあげること。『それは求めてないんだよ』『もっとこうした方がいいんだよ』と提示してあげることは、すごく大切です。
そうやってチームはもっともっと研ぎ澄まされ、より良い習慣を身に付けて、レベルアップ、強くなっていくことに繋がっていくわけですから。今までやってきた悪い癖を、その場でハッキリ指摘すること。そして『こういう風にしてほしい』とこちらの要求を提示することは、すごく大切にしています」
良いものは良い、駄目なものは駄目。そして、楽しむ時はとことん楽しめ――。最後に報道陣に向かって発した言葉からも、そんなメッセージが感じられた。
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