現地時間5月21日、パリ・サンジェルマンは、所属するフランス代表FWキリアン・エムバペが2025年まで3年間の契約延長にサインしたことを発表した。
これまでその契約更新に応じてこなかった23歳のストライカーは、今夏のレアル・マドリーへの移籍が濃厚視されていた。
スペイン紙『MARCA』によれば、マドリーは先週、契約金1億3000万ユーロ(約170億円)と高額サラリー、さらに選手側に肖像権100%を認めるという、パリSGとほぼ同等のオファーを出し、合意に達していたという。
では、なぜ翻意したのか。『MARCA』紙は、その理由をこう綴っている。
「カタールとフランスからの政治的圧力に常に囲まれているエムバペと彼の陣営は、常にPSGに耳を傾け続けた。フランスのクラブは彼が要求したすべてのものを与えた。しかし、最も重要な要素はスポーツの側面だった」
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「フランスでプレーを続けることができて、とてもうれしい」
同紙は「PSGでは、エムバペが発言権を持ち、新しいスポーツディレクターと次期監督の選出に影響を与えられるようにした。23歳はまた、チャンピオンズ・リーグで初優勝するというチームの希望を高めるため、補強についても発言する予定だ」と伝えている。
また、本人はクラブ公式が明かした残留宣言の中で、次のようにコメントしている。
「私は、最高レベルパフォーマンスするためのあらゆる手段を提供してくれるこのクラブで成長し続けることができると確信している。私が生まれ育ち、繁栄した国家であるフランスでプレーを続けることができて、とてもうれしい」
リオネル・メッシとネイマールというスーパースターを抱えながら、エムバペにひとりの選手以上の権限を与えたというのは驚きだ。来シーズンはいったいどんな陣容になるのだろうか。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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