ホンジュラス、豪州との2連戦に臨む日本代表メンバー23人の近況レポート|国内組編

カテゴリ:日本代表

週刊サッカーダイジェスト編集部

2014年11月06日

豊田の選出は実績、コンディションの面からも妥当。

アギーレ体制となって初めての招集となる豊田。ゴール前で勝負強さを発揮したい。(C) SOCCER DIGEST

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FW
豊田陽平(鳥栖)
 
今季成績:31試合・15得点
平均採点:6.00(FW部門3位)
 
 前節の神戸戦は、まさに圧巻だった。難しいバックヘッドで同点弾を沈め、ロスタイムには左足で勝ち越しゴール。終了間際の2得点でチームを救うとともに、J1で3シーズン連続の15得点超えを達成した。実績と現在のコンディション、どちらの理由でも呼ばれないほうがおかしい選手である。
 
 最大の魅力は左右からのクロスを仕留める空中戦にあるが、それを発揮できるかどうかは未知数だ。実際に、ザッケローニ体制下ではそのような攻撃自体が少なく、不遇を囲っている。ただ、アギーレ監督は皆川、ハーフナーといった長身FWを試しており、前任者よりは豊田にとってやりやすい環境と言えそうだ。 
 
FW
小林 悠(川崎)
 
今季成績:29試合・12得点
平均採点:6.05(FW部門2位)
 
 所属する川崎はここ5試合で1勝4敗と不調ながら、小林自身は10月の代表戦後、J1の4試合で2ゴールと結果を残している。再選出されたのは、そうしたゴールが評価されたうえ、裏を狙う“動きの質”が評価されたからだろう。小林が見せている動きの質自体は高水準で、相手の重心や視線の動きを見ながら、巧みにマークを外している。
 
 本人も10月のブラジル戦で大きな刺激を受けており、炙り出された課題をもとに「反省・修正・実践」を繰り返している最中。アギーレ監督は、ひと皮むけた小林の姿を期待しているはずだ。
 
FW
武藤嘉紀(FC東京)
 
今季成績:30試合・13得点
平均採点:6.08(FW部門1位)
 
 10月の代表活動後のJリーグでは、相手の“潰すディフェンス”に苦しんだ。反則まがいのタックルに表情をゆがめる場面が増えたが、29節の広島戦で決勝弾を叩き込むと、31節の名古屋戦では76分に驚愕のドリブルシュートを決めた。
 
 アギーレ監督が視察に訪れた瑞穂陸上競技場での一撃で自身のゴール数を13に伸ばし、渡邉(FC東京)が持つJ1新人得点記録に並んだ22歳のアタッカーは、荒波に揉まれながら進化を続けている。
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