ホンジュラス、豪州との2連戦に臨む日本代表メンバー23人の近況レポート|国内組編

カテゴリ:日本代表

週刊サッカーダイジェスト編集部

2014年11月06日

ブラジルW杯以来の招集も、衰え知らずのパフォーマンス。

ブラジル・ワールドカップ以来の招集も、遠藤のプレーにかげりは見られない。代表でも存在感を放ち続けるだろうか。(C) SOCCER DIGEST

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MF
遠藤保仁(G大阪)
 
今季成績:31試合・6得点
平均採点:6.06(MF部門8位)
 
 リーグ終盤戦の疲れを感じさせないキレのある動きが光り、傍目にも動きの軽やかさが見て取れるほどコンディションは良好。相手をいなす技術と急所を見抜く眼力は今なお健在だ。FC東京戦では、J1最多タイとなる通算17本目の直接FKを決めて中村俊輔の持つ記録に並ぶなど、キック精度も衰え知らず。
 
 また、球際での寄せるスピードが速く、31節の仙台戦でも群を抜く迫力を見せつけた。ブラジル・ワールドカップ後は代表から遠ざかっていたが、現在のパフォーマンスを考えれば納得の選出だ。
 
MF
今野泰幸(G大阪)
 
今季成績:30試合・2得点
平均採点:6.00(MF部門12位)
 
 ブラジル・ワールドカップではCBで出場するも、G大阪では緊急時を除き、一貫してボランチでプレー。もともと1対1の守備時には定評があり、豊富な運動量で広範囲をカバーしながら、G大阪の攻撃陣をサポートしている。
 
“前に出て潰す”守備が際立ち、鋭い出足でインターセプトを狙いつつ、粘り強い対応でピンチの芽を摘む。特筆すべきは、そうした汗かき役を涼しい顔でこなしながら、最近は相手のゴール前に顔を出す意識も強まっている点。代表では、アンカーはもちろん、細貝が起用されていたインサイドハーフにも対応可能だろう。
 
MF
田口泰士(名古屋)
 
今季成績:26試合・1得点
平均採点:5.88(MF部門24位)
 
 直近のリーグ戦(31節・FC東京戦/△2-2)は累積警告のため欠場したが、怪我もなくまずまずの状態にある。前回選出時は、ブラジル戦(10月14日)でアンカーとして先発フル出場。しかし、ネイマールら強力アタッカー陣を抑えられず悔しさを味わった。再び訪れたチャンスに「代表戦はもう初めてではないので、前回以上にチームのため、そして勝利のために貢献したい」と意欲を示す。
 
 特にホンジュラス戦は、慣れ親しんだ豊田スタジアムでのゲームでもあり、アジアカップのメンバー入りに向けたラストチャンスで、最大限のパフォーマンスを示したい。
 
 
MF
柴崎 岳(鹿島)
 
今季成績:31試合・5得点
平均採点:6.13(MF部門3位)
 
 昌子と同じく、チーム状況に影響されて自身の調子も下り坂。ボールを受ければ高精度のパスでチャンスを演出するが、劣勢下では途端に存在感が希薄になり、力を発揮できていない。守備の局面でボールを奪う場面が少ないのは、改善すべき課題だろう。
 
 また、ゴールに絡む仕事ができていないのも気になる点。アシストの減少という部分ではFWの決定力不足という側面もあるが、自らエリア内に進出する場面も減っており、最後のゴールは20節の甲府戦だ。代表での活動で感覚を取り戻してくれればいいが……。
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