【現役の眼】元日本代表MF、橋本英郎が見極める「日豪決戦、勝負を分けたポイント」

カテゴリ:連載・コラム

橋本英郎

2017年09月01日

本番に向けて、戦い方のレパートリーを増やしてほしい。

6大会連続のW杯出場を決めた日本代表。本大会で上位を狙うためにはどんな上積みが必要なのか。写真:山崎賢人(サッカーダイジェスト写真部)

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 それこそ横綱相撲のような感じで、日本に対してのスカウティングが乏しかったように思います。あまりリスペクトは感じられませんでした。 オーストラリアがそうした選択をしてくるのも、ハリルホジッチ監督はお見通しだったように思います。
 
 中盤では相手の力強さの前に苦戦し、最初は突破される場面が多かった。それでも諦めず2度、3度と追うことで、徐々に選択肢を狭めて、次第にカットできるようになったのです。
 
 この戦い方は、ワールドカップ本番でも採用され得る戦い方なのかもしれません。日本もオーストラリアもワールドカップ本番を見据え、戦っていたような気もします。
 
 来年の本大会では、より精度の高い攻撃をしてくるチームがほとんどです。こちらもより精度の高いカウンターアタックができるように、取り組む必要があります。
 
 なにはともあれ、この勝利でワールドカップ出場が決まりました。次のサウジアラビア戦は本番に向けた新たな一歩となります。戦い方のレパートリーを増やしてもらえたら、観ているこちらとしてはワクワクしてきます。ワールドカップ本番までに、そんなチームに仕上がってくれることを期待します。
 
<了>
 
橋本英郎

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PROFILE
はしもと・ひでお/19795月21日生まれ、大阪府大阪市出身。ガンバ大阪の下部組織で才能を育まれ、1998年にトップ昇格。練習生からプロ契約を勝ち取り、やがて不動のボランチとして君臨し、J1初制覇やアジア制覇など西野朗体制下の黄金期を支えた。府内屈指の進学校・天王寺高校から大阪市立大学に一般入試で合格し、卒業した秀才。G大阪を2011年に退団したのちは、ヴィッセル神戸、セレッソ大阪、長野パルセイロでプレーし、今季から東京ヴェルディに籍を置く。日本代表はイビチャ・オシム政権下で重宝され、国際Aマッチ・15試合に出場した。現在はJリーガーとして奮闘する傍ら、サッカースクールの主宰やヨガチャリティー開催など幅広く活動中。Jリーグ通算/431試合・21得点(うちJ1は339試合・19得点/2017年9月1日現在)。173センチ・68キロ。血液型O型。
公式ブログ=http://pakila.jp/hashimoto/
ベンヌ=http://bennu.co.jp/
 

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