【J1採点&寸評】仙台×横浜|齋藤が躍動! 横浜が地力の差を見せつける

カテゴリ:Jリーグ

古田土恵介(サッカーダイジェスト)

2016年09月10日

横浜――戦術・齋藤。アンストッパブルだった背番号11をMOMに。

25 前田直輝 6
前半45分は消えていたと言っても過言ではなかった。ただ、後半になってスペースが与えられると水を得た魚のように攻撃を活性化。右サイドを切り裂いて、対面した石川直を翻弄した。

7 兵藤慎剛 6.5
たまにゲームから消えるなど、能力を考えれば不満は募るゲームだったが、決勝弾を突き刺したのは値千金。この得点でこれから波に乗っていきたい。
 
MAN OF THE MATCH
11 齋藤 学 6.5(90+4分OUT) 

この男なくして、今日の勝利なし。再三再四、アンストッパブルなドリブルで仙台の守備網を混乱に陥れた。兵藤の決勝弾も、齋藤が数人を引き寄せたからこそ。まさに日本を代表する攻撃的MFとしての矜持を見せつけたと言えるだろう。
 
FW
16 伊藤 翔 4.5(67分OUT)
渡部と平岡の激しい寄せに負けて、ボールを収められなかった。ワンタッチの落としすらも思うようにさせてもらえず、サイドに流れるしかなかった。さらに51分と54分には決定機を外すなど、まったくいいところがなかった。
 
交代出場
9 カイケ 6(67分IN)
スペースが出来始めた時間帯に投入されて、その効力を発揮。最初の交代カードとして特大のインパクトを残したかと言えば首を捻らざるを得ないが、要所を押さえるプレーぶりはさすがだった。
 
24 金井貢史 6(69分IN)
新井と代わって出場。守備では安定感あるプレーを披露したとともに、攻撃でも機を見た駆け上がりや効果的なパスなどでチームを活性化。監督の期待に応えたと言える出来だったのではないだろうか。
 
18 遠藤渓太 -(90+4分IN)
ゲームを締めるためにピッチへ。アディショナルタイムの出場で、クリエイティビティを出す時間はなかった。
 
監督
エリク・モンバエルツ 6.5
「自分たちが描いたシナリオ通りの試合だった」と自画自賛。確かにそのプラン通りに前半は守り切り、後半に相手の足が止まってスペースが出来たところを仕留めた。厳しい試合日程でも良く勝利へチームを導いた。
 
取材・文:古田土恵介(サッカーダイジェスト編集部)
 
※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。

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