【J1採点&寸評】仙台×横浜|齋藤が躍動! 横浜が地力の差を見せつける

カテゴリ:Jリーグ

古田土恵介(サッカーダイジェスト)

2016年09月10日

仙台――良コンディションのウイルソンが仕留めきれず。

7 奥埜博亮 5.5(73分OUT)
アタックで己の武器を示せず。ドリブルもパスも、最終ラインと中盤でボールを受ける際にも、どこか迷いが感じられ、中途半端だった印象。相変わらずチェイシングでチームに貢献していたが、見たいのはゴールネットを揺らす姿だ。
 
26 藤村慶太 5.5(69分OUT)
試合開始時は左サイドハーフだったが、時間帯によって奥埜とポジションチェンジ。両サイドを苦もなくこなした。ただし、単純なパスミスやプレスの甘さなどが散見され、精度面を考えれば今ひとつだったと言わざるを得ない。
 
FW
9 ウイルソン 6
チームに推進力を与える力強いドリブルで攻撃を牽引。また、守備でもボールホルダーを追いかけ回すだけでなく、自陣深くまでプレスバックを行なう。コンディションの良さを窺わせるパフォーマンスだったが、仕留めきれなかった。終盤の運動量低下は致し方なしか。

20 ハモン・ロペス 6.5
厳しい寄せに屈することなく、身体の強さと足もとの巧みさを存分に生かして前線で基準点となった。ウイルソンとのコンビネーションも相変わらず良好で、ふたりでシュートまで持ち込むシーンもしばしば。ゴールを狙い続ける積極性は相手守備陣に脅威となったはず。

交代出場
31 茂木駿佑 5.5(69分IN)
最初の交代カードとして投入されたことが、渡邉監督からの信頼を示している。2年目ながら正確なキックとボールを落ち着けられるキープ力で居場所を確保しかけている。ただ、80分にペナルティエリア左で手にしたFKを大きく外したので減点となった。

25 菅井直樹 5.5(73分IN)
勝ちを狙うために積極的にゴール前へと顔を出したが、それが少し攻守のバランスを失わせてしまったか。サイドハーフよりも、SBとして出場したほうが菅井の「なぜそこにいる」感が強く、相手にとって怖いとは思うが……。

30 西村拓真 -(86分IN)
ゴールを奪うために、CBの平岡に代わってピッチへ。残りプレー時間というエクスキューズがあったものの、パフォーマンスは不十分か。もう少し長くボールを追えるよう、練習からアピールするしかない。

監督
渡邉 晋 5.5
横浜の想定外の布陣にも動揺せず、前半は攻守で強みを出した。後半も相手のプレスをいなす練習通りのパスワークを見せたものの、それが相手の攻め残りを生んで痛恨の失点。フィニッシュし切ることを求めなければならないだろう。

※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。
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