MF
☆MAN OF THE MATCH
６ ヨアン・キャバイエ　７
中盤の底で今大会初出場・初先発。２戦目までのカンテとはまた違ったやり方で、よく機能した。危機管理の意識が高く、ポジショニングは常に的確で、ピンチの芽を何度も摘んでみせた。ボール奪取後の捌きも丁寧で、ベンチに置いておくのはもったいない。
 
18 ムサ・シッソコ　6.5
マテュイディに代わって今大会初先発。ボールへの反応性が高く、動きは最後までエネルギッシュ。とりわけ縦への推進力でパワフルに違いを作り出した。決勝トーナメントでの先発候補に力強く名乗りを上げる。
 
15 ポール・ポグバ　６
まだ全開ではないだろうが調子を上げており、敵に威圧感や恐怖心を与える存在に戻りつつある。相手GKの好守とクロスバーに阻まれながらも、12分、13分、18分と立て続けにゴールを脅かした。
 
FW
７ アントワーヌ・グリエーズマン　６
アルバニア戦の終了間際に決めたゴールに続き、スタメン復帰したこの試合でも本来の姿に近づきつつあることを窺わせるパフォーマンスを披露。最も惜しかったのは、ジニャクとのワンツーから右足で放った57分のシュートだろう。
 
10 アンドレ＝ピエール・ジニャク　６
ジルーに代わって今大会初先発。身体を張ってのポストプレーで存在価値を大いに主張しており、途中交代のカードとしての有効性を印象付けた。決勝トーナメントでは先発もありえるか。
 
20 キングスレー・コマン　5.5
アルバニア戦に続いて、２戦連続で先発メンバーに。逆襲の際に大きな違いを作り出せるスピードを改めて披露したとはいえ、仕上げの精度とフィニッシュに繋がる分かりやすい成果が欲しかった。
 
交代出場
FW
８ ディミトリ・パイエ　６（63分IN）
コマンに代わって、左サイドに入る。３戦連続弾はならずも、75分にはカウンターからクロスバーを叩く強烈な右足のシュート。状態の良さを保てているようだ。
 
MF
14 ブレーズ・マテュイディ　―（77分IN）
グリエーズマンとの交代で中盤の一角に。試合のテンポは明らかに落ちており、すでに引き分けが見えていた。
 
※MAN OF THE MATCH＝この試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「６」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。
 
文：手嶋 真彦

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